橋下市長の発言が物議を醸しています。


困ったもんだなあ。

いわゆる「従軍慰安婦」という歴史上存在しないものを主張する韓国が反発するのは当然として、慰安婦=売春婦を肯定することで日本国内の反発をかってしまいました。
オランダなんか、売春婦を職業女性として社会保険にも加入できる存在になっています。


日本場合は、「売春防止法」によって「不本意に」売春させられる女性を解放しての歴史が短いんですね。
そんで橋下市長がああいうことを言うと「女性蔑視だ!」とか「女は男の奴隷じゃない!」とか変な反発を喰らいます。
そうなると直近の東京都議選に影響がでるのは必至で、維新の候補も困っているでしょう。



そもそも、性こそ女性が最初に所有したものとも言われ、女性の自己決定権に属するとされていたのが、いつの間にか卑賤な生業とされるようになったのでしょう?

いつの時代にもランクというものはあったようで、

神聖ローマ帝国中興の祖と言われるユストゥニアヌス一世の妻テオドラは、元娼婦です。

この頃の娼婦とは、文化人を集めてサロンを主催する教養人でもあったわけです。
テオドラに関して言えば、入浴中にサンダルをワシに穫られて、そのサンダルを手に入れたユストゥニアヌス帝が

「このサンダルの持ち主を后とする。」って言ったことからシンデレラストーリーの私が知る最も古い原型でないかと思うのです。

日本においても、花魁(おいらん)は吉原の大店(おおたな)の主人が、

これはと思う娘を養女として育てます。

芸事や武家や公家の教養を身につけさせたのです。
この辺りローマ帝国と通ずるものがあります。
格式が高く、身分が高かろうと決まった作法でアポイントを取らないと、花魁に会うこともできません。
そんな大変なもんだったから金はかかるしなにしろ面倒くさい!

紀伊國屋ら材木商人が活躍した元禄時代が終わると幕末を待たずに、花魁というのは姿を消すことになりました。


まあ、こういう古典的な高級娼婦の系譜というのもあり、現代は現代でオランダ型の自己決定権を主張する娼婦があり~の、アメリカの政府高官が利用して失脚したような秘密クラブがあったりで、売春にも色々ありますねえ。
ちなみに、日本の「売春防止法」を読んでみると、売春自体が禁止なのか定かでありません。そもそも禁止じゃないという説もあります。
売春自体の定義ってのも法律だからあるわけです。
つまりは金品を対価として不特定多数の異性と性交渉を持つことです。
じゃ、特定のパパとしかエッチしなくて、お小遣いやプレゼントを貰うのは売春じゃないんだ!(個人的感想)


しかしまあ、日本の社会で「公人」が本音を言ってはいけない分野に属する話題なんでしょう。
週刊朝日との戦いに勝ったところまでは、いい読みをしていたのですが今回は勇み足のようにです。
だいたい、こんなつまらない勇み足が命取りになるんです。
石原さんも、フォローするんじゃなくて苦言を発して欲しいです。


と思いますけど、私は本音じゃ橋下市長に全く同感なのであったりします。


だから、売春大国の韓国世界に売春婦を輸出しおいて、それが日本のせいだというのは

あなた売春大国の名が泣くよ!

素直に、韓国は売春婦の世界最大輸出国だと認めたうえで、伝統的な高級娼婦の系譜とは違うお手軽な国民だと認めましょう。


でも、全部ウソの美しく気高い歴史にこだわる民族には、事実を受け入れる余地はありません?