やっと最近になって、中国経済が破綻するというシナリオが世間に認められるようになりました。
チョット前までは、2050年までにアメリカのGDPの2倍の規模になるというモルガンスタンレーの女性アナリストまでいました。
ひらのXX的日常-gdp5

この数字をモルガンスタンレーは、会社の組織として責任をもって算出したのかと思ったら、たった一人の女性アナリストがやっていました。
見てくださいよ、こんな規模になった中国の輸出品をどこが買うというのでしょう?
この時代、EU(ヨーロッパ)は落ちぶれているし、中国の半分となったアメリカに輸出するんですか?
インド、ブラジル、ロシア、インドネシアは、中国より物価が安く中国の競争力のない製品なんか買いません。
じつは、中国の成長率は人工的な数字で長くは続きません。
今も、本当の経済の実力は日本より4割減という説もあります。
利用価値のないゴーストタウンを建設することで、リーマン後の危機をしのいだことを中国経済の強さと勘違いしたのです。
モルガンスタンレーの女が間違えたのも、同じでしょう。


この数字でもっとも当てにできないのは中国で、李克強首相すら統計が信用できないと言っているくらいですから。
日本経済研究所によれば、中国のDGPは一度アメリカを抜くものの老齢人口世界一の重みに耐え切れず減速が著しくなります。
そして2050年にはアメリカに再逆転されるのです。


ところが、まだ未練たらしく中国市場が大きいという幻想を抱く企業が多くあります。
彼らは、日本に対する人質となるのです。
危険です。


いずれ近いうちに中国共産党は崩壊します。
そのきっかけとなるのが日本との紛争つまり戦争を仕かけることである可能性は大きいです。
そうなると、1日500件の暴動が数倍になり対処不能になります。
そこから「中国の春」が始まり、ある意味終わりの始まり。


共産党崩壊後は、中国は統一不可能です。
「中東の春」が示すように、今の中東はバラバラ!
中国の高官も、認めているように、「中国は砂のようだ。」
手を緩めればバラバラってこと。
・・・・ってわけです。
ともかく、中国共産党は習近平の次に新しい総書記を迎えることはないでしょう。
私たちが考える必要のあることは、共産党が崩壊したあとの中国です。


歴史的に、中国が分裂と統合を繰り返しているのですよ。
それって、降水量に支配されているんです。
人間、水がなきゃ生きていけません。
これが面白いように、鉄道の路線図と重なります。
ひらのXX的日常-chineserailway

この路線図より内陸は人が住みにくい地域なのです。


水は、中国のアキレス腱になりそうです。



つづく・・・