この前の日曜日、図書館に行ったんですよ。
なんか新刊が入ってないかな?と思って行っているわけですが・・・
日高義樹さんの「アメリカの新・中国戦略を知らない日本人」を2回読んだんで、寄贈でもしてやろうかと資料検索をしてみると中央図書館には所蔵されておらず、他の区に1冊あって予約が5件入っていました。
書店の姿
「・・・知らない日本人」は、日高さんの著作の定番となるタイトルです。
知らないのは、日本のマスコミが知らないか知らせないようにしているわけで、日高さんはそれを知らせるために本を書いているんです。
日高さんの思いと読者のためにも、こりゃ寄贈しなきゃ!
と、家に帰って本を持って再び図書館のカウンターに戻りました。
「ご返却ですね。」アメリカの新・中国戦略を知らない日本人
あのねえ、書店に並んでいるときの広告コピーを書いた「腰巻き」付きの所蔵本なんかないでしょ。
図書館に入るとこうなるの!
「寄贈です。き・ぞ・う」
寄贈するのも書類に所定事項を記入して提出するんです。
役所でしょ。
「今年の2月27日に出版されたばかりなんですね。ありがとうございます。」
私は2月21日に購入しています。週刊誌と同じように先の日付になっているんです。
1回読んだところで寄贈していたら、「まだ出版されていない!?」と図書館の職員氏は驚いたかも?
寄贈の書類を書くと礼状が届くんですが、図書館で何かやらかしたんかと家人に誤解されるのが鬱陶しいので「ハガキは要りません!」と、言っておかなければなりません。
だいたい私が寄贈した本は、予約が連なって貸出中が続きます。
これって古本屋に売るより、自分の考えに近い人たちが多くこの本を読んでくれるわけです。
そりゃ古本屋に売れば、多少の小遣いにはなりますが私は売るより寄贈の方にしたいのです。
ただし、ちょっと後悔したのはプリニウスの「博物誌・植物薬編」ラテン語からの日本語版@初版です。
1冊1万4000円だったかな?どう考えても普通の人が読む代物じゃないだけに高い本です。
「貴重なものを戴いてよろしいんですか?」
そう言われたときに気付くべきでした。
皆さんの目に触れる開架ではなく、書庫に収められちゃいました!
ホントに貴重本の扱いをされちゃいました。
これじゃ、薬学部の学生が薬学史の論文を書くときに借りるくらいのことでしょう。
私は、もっと普通の古代ローマに興味のある人き読んで欲しかったのです。
まあ、私みたいなのが普通だとは思っていませんけどね。
閑話休題
横浜から電車で帰って来る途中、隣に乗りあわせた老夫婦が「東京に着いて乗り換えるのだが、到着時刻が分からないから時刻表を見ても分からん。」と話していました。
私が、MEDIASタブレットで到着時刻を調べて差し上げました。
「はあ、これは便利なものですねぇ。大きくて見やすいです。これはなんというものですか?」
「タブレットといいます。」
「タブレットとは、どういう意味ですか?」
そっちですか!?そんな質問は全く想定していませんでした。
「ま、いわゆる石版って意味ですね。」シドロモドロ
「セキバン?」
まずい、説明になってません@汗;
「平べったい板のことです。お薬の錠剤で、比較的大きくて平べったいのもタブレットっていうんです。」
ホントは、「コンピューターの一種で、平べったい板状のものです。最近では従来型のコンピューターに取って代わりつつあります。」
と答えるべきだったのでしょうが、無防備であったため単純に言葉の直訳で説明しちゃいました。
情けない。
老人と子供の質問には油断なりませんなあ。