先日、私が「中国包囲網」というタイトルでブログを書いた翌週「たかじんのそこまで言って委員会」が、「中国包囲網」をテーマに放送していました。
「たかじんのそこまで言って委員会」とは、大阪読売テレビ制作の「ネトウヨ」様御用達番組です。

関東地方では過激な発言が多すぎるせいか、日本テレビが放映しません。毎回10%を確実に超える視聴率を稼いでおり、日本テレビが放映しないのはビビっているからでしょう。


8人のパネリストのうちレギュラーが、勝谷誠彦、宮崎哲弥、桂ざこば、津川雅彦で、準レギュラーに田嶋陽子、金美齢らがいます。
極左の田嶋陽子を除いて、パネリストはほとんど右翼だと思われています。
しかし、過去登場した人物で本物の右翼は、一水会代表の木村三浩くらいじゃないでしょうか。この方、スッゴイまともな人です。
狂気ばしった田嶋陽子センセーより、はるかにまとも!
・・・なのに街宣車に載ってるそうです。
だいたいマスコミや「進歩的文化人」がほとんど左翼だから、普通の人を右翼と言いたがっているだけです。
あの西部邁センセーに言わせると、安倍晋三首相@極右でさえ「左翼」に見えているんです。


前置きが異常に長くなりました。
なんで私が「中国包囲網」の話題を書いたかというと、私は日高義樹さんの

「アメリカの新・中国戦略を知らない日本人」を読んでいるからです。
時期的に、番組収録は日高さんの本が出版される直前だったはずで、番組の内容はASEANとインドに集中した内容になっています。
日高さんの本には、アメリカの政府関係者と海軍総司令官をインタビューした内容が入っています。
すなわち、ASEANだけでなく北はロシア、西はトルコまで包囲網に構想しています。
さすがにアメリカ人は構想のスケールもデカイ!


話を少し戻すと、そもそものアメリカは「親中反日」なのです。
戦後、アメリカの属国化して長いので、アメリカは「親日」と思っている日本人は多いのでしょうが・・・

アメリカにとって「中国は、共に日本と戦った間柄」なのです。
日米が親密になった時期とは、「ロン」「Yasu」と呼び合った、ロナルド・レーガンと中曽根康弘首相の時代と、ジョージ・ブッシュと小泉首相の時代だけです。

政権交替民主党時代は、全く信用できない左翼首相@短期政権交替だったので、アメリカと中国包囲網で一番懸念材料だったのが日本でした。


しかし、今回の安倍首相訪米で久しぶりに日米間の信頼感が醸成できる下地ができたようです。
日本のマスコミが広めた「安倍首相=極右」という報道が嘘=反日的プロパガンダと分かりました。
アメリカ人も、アメリカと国益を共にするのは中国ではなく日本だと気付いて欲しいものです。