中国人実業家で、日本で起業し東証一部上場までした宗文洲氏は、テレビ番組のコメンテーターもやっています。
日本にいる中国人コメンテーターと言えば、石平さんみたいに元中国人でありながら、日本に帰化し今や中国の悪口を言わせたら世界一って人がいるかと思えば、孔健さん(この人、孔子の子孫らしい)みたいに中国共産党の立場で物を言う人もいます。
私はそんな中で、宗さんは政治的にはニュートラルと見ています。
日曜日の日テレが放映している「真相報道バンキシャ!」っつう番組で、ロシアに落ちた隕石に関連して、宗さんは
「尖閣に落ちればよかった。」と発言して、男性キャスターが「おやおや、大胆な発言ですね。」とフォローしました。
ところが、局に抗議の電話が殺到したのでしょう、番組の終わりに女性キャスターが「不適切な発言があったことをお詫び」したんです。
私は、争いごとの元がなくなってくれることを願う宗さんの気持ちが分からなくもありません。
韓国の新大統領となるパククネさんの父上は、パクチョンヒ大統領です。
日本の陸軍士官学校を卒業した帝国陸軍の軍人だった人!
軍政の時代に大統領として、日韓国交正常化を成し遂げた人物です。
この方は、心の中には日本人の部分もありましたし、親日なんですが韓国社会では絶対にそんなこと言えません。
国交正常化をするに当たり竹島問題で悩みました。
李承晩(イスンマン)は、嫁さんがアメリカ人で、英語が話せるというだけでアメリカが韓国大統領に据えた無能な人物です。
そいつが一方的に李承晩ラインという線を海の上に引きました。
そしてその内側にあった竹島を占領してしまったわけで、そこにやってきた日本の漁師さんたちを不当に拿捕してしまったのです。
そんな犯罪的行為を詫びなきゃならないし、竹島を日本に返すべきものながら韓国大統領としては国民感情を考慮したらそんなことはできません。
いっそ、爆撃して島を吹き飛ばしてしまいたいと漏らしたそうです。
なるほど心情としては理解できます。
宗さんと発想的には全く同じです。
宗さんは、自身のブログで「子供がオモチャ(尖閣)の取り合いをするような状況を見ていられないだけ」と、発言が問題とされることに不快感を表明しています。
やっぱり中国人なのですね。
あのねえ、子供が他人様のお子さんが持っているオモチャ(尖閣)を取り上げようとしたら、たしなめるべきなんじゃないですか?
こんなものがあるから喧嘩になるんだと言って、オモチャ(尖閣を壊すのは許されないですよ。
少なくとも日本では。