中野剛志氏の日本防衛論を読んで、エネルギー問題については全く同意見でした。


一つ感心したのは、

「脱原発を唱える人々は、再生可能エネルギーで原発を置き換えることができるという。しかし、置き換えるべきは、原発ではなく火力発電である。」

いやあ、全くその通りで日本の富が毎年3兆円も天然ガスなど産出する資源国に流れ出して、貿易赤字になっているのに国会議事堂前でデモをやってる刺青の元ストリッパーたちは何考えているんだか。


中国との戦争については、中野剛志氏は「ある」で、私は「ない」と思っています。
中国は、四千年の歴史で最大に広がったときの領土が本来の領土であって、それを取り戻す戦争は必ずやると考えているから、と言っています。
そうでなくとも、ベトナム戦争直後のベトナムに侵攻しており、二〇〇四年に温家宝首相がベトナムを訪問したとき、ベトナムから謝罪要求されたのになんと応えたかと言うと。
「そんな古いことはいいじゃないか、未来志向の関係を築こう。」と、まあ、よくヌケヌケと言ったものです。
自分たちの侵略行為は、「忘れてくれ、大したことじゃないし。」
日本については、「南京大虐殺」というフィクションの記念館まで作って永遠に忘れないっていうのです。
ご都合主義も甚だしい!


ちょっと話が逸れましたが、日中戦争開戦直後の緒戦において日本が勝利します。
まず、田母神閣下がご指摘のように兵員の錬度が全然違います。
航空自衛隊の長であった閣下が中国でヒアリングすると、相当パイロットの年間飛行時間が短いようです。
だから、ロシアとの合同演習で「急降下爆撃」をやって見せた際・・・・
編隊が一斉に地面に突っ込んだのです。
自ら犠牲になって敵を殲滅するのはいいものの、ロシア軍は度肝を抜かれました。
こんだけ低レベルでも、『特攻』を尋常でない数でされたら、予算削減10年連続の自衛隊では対処しきれません。
長期戦になれば、装備品のストックと圧倒的な兵力を誇る人民解放軍が優勢になるでしょう。


しかし、緒戦こそ重要で「小日本に負けるとは何事アルか!」と、中国国内は各地で暴動が発生し大混乱。


外国資本は、その混乱ぶりを見て中国から撤退します。当たり前ですが、最大の直接投資をしている日本は、真っ先に撤退します。
アメリカも同様に、すでに中国を撤退している玩具、アルミ、バットにロウソクと200~300万人の雇用がアメリカに帰っています。海外に出て行く「オフショア 」に対して、海外から帰ってくる「リショア」と呼ばれています。


あっと言う間に経済はマイナス成長、と同時にバブル崩壊のダブルパンチ!
そうなれば共産党の独裁体制は保ちません。

人民解放軍のクーデターで、海外に逃げ遅れた共産党幹部は粛清で大量に殺されます。


そんな運命が待ち受けているのに、戦争を始めるほど共産党幹部は愚かではないと私は思っています。