アメリカの市民グループが政府に対して、映画「スターウォーズ」に登場するような人工天体を建造して、公共事業で雇用をふやすよう請願しました。
面白いのは、そんな奇想天外な請願にまともに回答していることです。
ひらのXX的日常-dethstar


建造費が85京ドル(7580京円:日本の国家予算84万年分!)かかると試算しています。
1ヶ月に2万5000人の署名を集めると政府は検討しなきゃなんない義務が生じます。
アメリカには、スターウォーズのファンがゴマンといるようで3万4000人の署名を集めてしまっています。おかげでアメリカ政府には回答しなきゃなんない義務が生じました。
これに答えたアメリカ政府も茶目っ気タップリで、一機の一人乗り戦闘機に破壊されるような重大な防御システムの欠陥を持った兵器を開発する気はないと言ったもんです。
惑星破壊をアメリカ政府は認めないとかで、トドメは「フォースのご加護がありますように。」とスターウォーズの名台詞で締めくくっています。


このようにデススターの建造計画をキッパリ拒否したアメリカ政府ですが、

もっとましな計画をジョージ・フリードマンは著書「年予測」で提唱しています。
何度もご紹介しますが、フリードマンは影のCIA」と呼ばれる民間諜報企業ストラトフォーの創始者です。

年代、アメリカは地球の衛星軌道上にバトルスターを建造します。
宇宙からの監視、大陸間弾道ミサイルの宇宙空間での破壊、衛星破壊兵器の迎撃、地上への直接攻撃などが可能な無敵の宇宙要塞です。
エネルギー源は年代に実用化されるような宇宙太陽光発電システムです。
高出力レーザーは、バトルスターを攻撃する敵を光速で捉え蒸発させます。
デススターのように一機の戦闘機に破壊されるようなマヌケな目には遭いません。


フリードマンの予測で、無敵のバトルスターに挑戦するのは日本だとしています。
その頃の中国は、長年の矛盾が噴出して共産党政権は崩壊し、国家は分裂しもはや統一国家として存在していません。
日本はトルコと同盟し、再びアメリカに挑戦します。
月の裏側の秘密基地で、日本は岩石を模したミサイルを大量に作ります。
人工物と気づかれないようにバトルスターに近づき、充分近づいたところで、ロケットを噴射
一斉にバトルスターへと襲いかかります。
戦闘機を一瞬で蒸発させるバトルスターも、大量の岩石による運動エネルギー攻撃でボッコボコにされます。


まあ、これが21世紀のパールハーバーってことで、最終的にはアメリカの勝利に終わるストーリーです。

ここで、ご紹介したいのは、未来の日本軍が採った作戦です。
これは、「飽和攻撃」という作戦で結構普遍的な戦術なんです。
例えば、「戦国自衛隊」って映画があります。戦国時代にタイムスリップした自衛隊員の悲劇を描いた作品です。
500年の時をこえた圧倒的戦力の自衛隊は、緒戦で驚異的な戦果をあげます。
でも、結局は補給が続かず戦国時代の雑兵になぶり殺し。


ようするに、敵の防御能力をはるかに超えた攻撃をするというのが「飽和攻撃」です。
朝鮮戦争のときの中国義勇兵(中国人民解放軍は負けないのです。勝ったら人民解放軍で負けたら義勇軍なんですから)もそうです。
いくら殺されても、殺されても、うじゃうじゃと屍を越えて出てくるのです。

どんなに殺されても平気です。
自国民の命など、全く尊重しない。
そんな国と戦争して、どうしたら勝ったと言えるのか?


これが中国軍の強さです。


続く・・・・・