iPS細胞もようやく人間への臨床応用間近ということですが、まだ動物実験で拒否反応が起こらないことが確認されたり内耳の細胞を補って難聴の治療が行われたりしています。
最初は、血管を作らなくていい薄い組織から始まるということで、網膜や心筋シートから応用されていくでしょう。血管の塊みたいな肝臓とか複雑な形状と機能を持つ心臓は最終的な応用になるかと思います。
日本人に多い糖尿病は、膵臓の中に浮かんでいる島のような組織(発見者の名前からランゲルハンス島って言います。)からインスリンが出なくなってしまう病気です。それで、血糖値が高くなって色々な合併症悩まされるわけで、脚の血管が詰まって脚を切断したり、目が見えなくなります。
このβ細胞をiPS細胞で作れば、糖尿病が完治するわけです。
その細胞をランゲルハンス島に移植するかというと、べつにどこでもいいんですよ。
小腸に移植しようっていう話しがあるんです。
なにしろ小腸ってガンにならないんです。
心臓とともにガンにならない臓器ベストです。
なんでこんな話を書いたかというと、昨年末に辛坊治郎さんが・・・
なんと、じつは、驚くべきことに十二指腸ガンに罹患されて、たまたま人間ドックで、内視鏡かX線透視グルグルを選ぶことになって、内視鏡を選んだために発見できちゃいました。
これは、メチャメチャ幸運だったと辛坊治郎さんご本人が述べています。
いやあホント幸運ですねえ。
私は多分、大腸ガンか直腸ガンで死ぬ運命的でしょう。
遺伝的には、母親の大腸ガンを受け継いでいるでしょうし、肉を食って酒飲んでいればガンで死にます。
こんな私でも助けてもらえますかね?