今から100年ほど前の話です。
イギリスの弁護士で、アマチュア考古学者のチャールズ・ドーソンという人物がいました。
彼は、イギリスのピルトダウンという所で猿人の化石を発見し、
それを大英博物館のリチャード・スミス・ウッドワード卿に持ち込みました。
それは、現代人と同じくらいの脳の大きさを持っていながら、顎の部分は猿に近い頭蓋骨の化石でした。
当時、ドイツではネアンデルタール人が発見され人類の進化とミッシングリンク(失われた輪)の化石が注目されていた時期でもありました。
ウッドワード卿は、ドーソンとともに自ら発掘に乗り込み1909年から2013年の間に、ピルトダウン人と当時の時代を特定する獣骨等を発見します。
さらに、1917年までの間に頭骸骨の一部が発見されるに至りドーソンらの業績は確固たるものとなりました。
ドーソンらの業績は、イギリスの誇りとまで称せられました。
そんな輝かしい業績がどうして教科書に載っていないのでしょうか?
その後に北京原人などの発見が続き、人類の進化と脳の大きさの関係がわかってきました。
人類は、現代人に時代が近づいてくるに従って、急速に脳の容量を増やしてきたことが明らかになってきます。
その流れの中で、ピルトダウン人は異常だったのです。
発見当時、存在しなかった化石年代測定法が開発されて、フッ素法によりピルトダウン人を測定してみると、どう古く見積もっても1500年は経っていないことが分かりました。
現在の炭素14による測定法では、10年単位で分かってしまいます。
これでは、人類の祖先である可能性はゼロです。
驚くべきは、イギリス国民の反応でした。
大英博物館の前に集まり、イギリスの誇りを汚したオクスフォードのケネス・オークリーを解雇しろと騒ぎになったのです。
ニセES細胞を作ったと称したファン・ウソクを韓国の英雄として崇め、嘘を暴いたマスメディアの方を攻撃した韓国人そっくりです。
結局、ピルトダウン人はオークリーらによって現代人の頭とオランウータンの顎を接合させ、捏造されたものと確定されたのが1953年。
40年間ペテンはバレませんでした。
そのため、発覚したとき事件関係者は全員死亡しており、犯人は分からずじまい。
犯人は、進化論、古生物学、地質学等の分野に深い造詣があり、周到に数年の準備期間をかけて犯行に及んでいます。
科学史上最大のペテンと呼ばれる所以です。
ピルトダウン事件も韓国のファン・ウソクのES細胞捏造事件も、偽物ながらモノを作っています。
それに引き換え、森口某は論文盗用と口先だけで成果を主張し、1日でバレる。
ただの嘘つきで、ピルトダウン事件やES細胞捏造事件のような計画性や周到さのないお粗末な犯罪です。
いずれ全部嘘でした、と分かるんだから早く謝っちまえばいいのに、どこまでも愚かな男じゃありませんか。