日本のナンセンスな「武器輸出三原則」については、以前にもご紹介したとおりです。
元々は、共産圏、紛争地域、国連が指定した地域に武器を輸出しないだけの普通の話でしたが、それを同盟国まで含めすべての地域への輸出と共同開発も禁じるという運用がナンセンスなのです。
さらに、一貫して強化された自主規制を緩めようとすると、共産党や社民党が「死の商人になりたいのか!」とか、さらにナンセンスなことを言っているわけです。
史上最悪の死の商人国家は、お前ら共産主義者のソ連と中国ではないか。
と、私は言いたいわけです。
死の商人をテーマにして作られた映画「ロード・オブ・ウォー」(ニコラス・ケイジ主演)は実話を元にしたフィクション。
冷戦終了後、主人公は大量に余ったAK47通称カラシニコフからT-72戦車まで、アフリカで売りまくります。
政府軍にも反乱軍にも売りまくり戦争ができるようにするのです。
紛争地域で使われる銃のベストセラーがAK47であり、中国で作られた安いAK47も大量に出回っています。それから、プラスチックや木で作った金属探知機に見つからない中国製対人地雷は、紛争地域の人々の足を吹き飛ばしています。
そういうのが、死の商人であって日本がそんな武器を輸出するわけないじゃないですか。
自衛隊の装備品って、日本仕様をちょっとだけ生産するため、戦闘機で国際価格の8倍、戦車で3倍もすると言われています。
これは、武器を輸出して大量生産できれば武器コストが下がって、同じ防衛費で数倍の装備品がそろえられるのです。
しかも、下請けの中小企業には仕事ができるし、生産は国防上国内でするので、雇用対策にもなります。
全く武器輸出三原則を撤廃することが如何に国益にかなうかおわかりでしょう。
1981年に南アフリカへ核兵器用の濃縮ウランを輸出
1982年から1987年インドにプルトニウム生産用の重水を輸出してインドの核兵器開発に貢献
1983年から1986年にかけてインドと敵対するパキスタンに核兵器の設計図と核兵器用ウランと水爆用のトリチウム(三重水素)を輸出
その他、アルジェリア、シリア、イランに核兵器開発関連支援をしている国はどこでしょうか?
この国こそ世界で史上最悪の死の商人国家だと思いませんか?
しかも、この国は自国民を129万人核実験で殺しています。
いや、ウイグル族なんか人間だと思っていないのかも知れません。