アメミヤ住宅設備サービスさんのご質問にお答えいたします。
iPS細胞による臨床治療がされるようになると、誰が儲かるのか?というご質問です。
私は医療関係のアナリストでもないし、素人ですけど一応根拠のある範囲で予想したいと思います。
山中教授は、京都大学の中にiPS細胞に関する特許を管理する会社を作っています。
従来の日本にはなかった発想で、素晴らしい!
2010年にノーベル化学賞を受賞した、鈴木章と根岸英一の両先生は、そんな「発想も、お金もなかったから特許を取らなかったおかげで、世界中で使われた。」と語っています。
それはそれで、世界中の役に立ったかもしれません。
しかし、iPS細胞は臨床治療に応用できるまで、これからも莫大な研究開発費がかかります。
ところが、現在の民主党政権には科学技術に無知な(&厚顔無恥な)蓮舫とかいう女がいて、予算を徹底的に削ります。
こんな日本の未来を潰そうとする輩にまけないためにも、科学者は自衛する必要があります。
そして、山中教授の特許管理会社とともに、医療関係ビジネスをする企業が儲かると思います。
2010年サンディエゴに本拠を置くインヴェテック&オーガノヴォという会社が3-Dドットプリンターの技術を応用して、立体的な臓器を作る技術を開発しています。
そのプリンター技術については、キヤノンやエプソンが高いレベルを持っています。
しかし、それは心筋細胞だったり、肝細胞だったり、で作ったわけではありません。
iPS細胞を作る技術や血管を作る日本の技術との融合が必要です。
富士フィルムも有望です。
というのは、現在同社は化粧品を製造していますが、あれはフィルムを製造するときのコラーゲンを応用したもので膨大な物質の研究実績と物質特許があります。
これが臓器を形作るときのノリになるわけです。
富士フィルムは、オリンパスに次ぐ世界第2位の内視鏡メーカーでもあり、レントゲンのフィルム以来医療関係に近かったのです。
そして、感染症薬のメーカー「富山化学」を傘下におさめる医療機械と医薬品メーカーのグループ企業でもあるのです。
素材関係では、東レなどハイテク素材を医療向けの供給している企業が儲かりそうです。
他に細胞培養液が大量に必要となるから、単価は安いですが補液屋(点滴の液を製造するメーカー)さんの医薬品メーカー大塚製薬あたりも儲かるでしょう。
いずれにしても、医薬品メーカーも儲かることは間違いないでしょう。
世の中には特殊な体質を持った人がいます。
エイズウィルスに感染しない人とか、特定の病気に絶対かからない家系というのがあります。
そういう人から皮膚細胞をもらって、免疫系細胞を作ったり特定の臓器を作ったりすると、とんでもない新薬ができる可能性があります。
・・・と、こんなところでよろしいでしょうか?