ヒッグス粒子については、以前書いたので特に説明的なことは書きませんが、新聞の取り扱いに驚きました。
前にも同じことを書いたと思いますが、確かにノーベル賞レベルの発見には違いありません。
しかし、一般読者のほとんどが理解できないであろう記事を読売も日経も一面に取り上げています。
これで、標準理論の予言した素粒子17種類のすべてが発見されたわけです。
あと、見つかっていないと言えば『グラビトン』くらいでしょうか。
グラビトンというのは重力子とも呼ばれ、重力=グラビティを伝える粒子。
アインシュタインの一般相対性理論から導かれる重力波を媒介するものとして提唱されています。
ヒッグス粒子について詳しくお知りになりたい方は、スティーブン・ホーキングの『ホーキング、宇宙と人間を語る』1890円をお読みになるとよいでしょう。
この本を一読して驚いたのは、これは理論物理学の本ではなく哲学書ではないか?と思ったのです。
お薦めです。
かつて哲学は、宇宙の理を知る学問でした。
アリストテレスにしてもアルキメデスにしても、哲学者にして自然科学者でした。
そこから、自然科学と哲学は別々の道を歩むようになります。
ニュートンの時代には、自然は数学ですべて記述できると考えられるようになります。完全に自然科学と哲学は交わるところが無いように見えました。
ところが、アインシュタインは相対性理論を完成させるのに、数学者の助けを借りたものの自らは哲学の勉強をしていたといいます。
はるか時代を経て、ニュートンの衣鉢を継いでケンブリッジのルーカス教授職(数学教授)を勤めるホーキングは、再び哲学に回帰したのです。
この著作は、哲学者たちに向けられた強烈な挑戦状にちがいありません。
この大発見をホーキングも歓迎してはいます。
しかし、アメリカの学者とヒッグス粒子が見つかるかどうかの賭けで、ホーキングは見つからない方に100ドル賭けてしまったと悔しがっています。
Android携帯からの投稿
前にも同じことを書いたと思いますが、確かにノーベル賞レベルの発見には違いありません。
しかし、一般読者のほとんどが理解できないであろう記事を読売も日経も一面に取り上げています。
これで、標準理論の予言した素粒子17種類のすべてが発見されたわけです。
あと、見つかっていないと言えば『グラビトン』くらいでしょうか。
グラビトンというのは重力子とも呼ばれ、重力=グラビティを伝える粒子。
アインシュタインの一般相対性理論から導かれる重力波を媒介するものとして提唱されています。
ヒッグス粒子について詳しくお知りになりたい方は、スティーブン・ホーキングの『ホーキング、宇宙と人間を語る』1890円をお読みになるとよいでしょう。
この本を一読して驚いたのは、これは理論物理学の本ではなく哲学書ではないか?と思ったのです。
お薦めです。
かつて哲学は、宇宙の理を知る学問でした。
アリストテレスにしてもアルキメデスにしても、哲学者にして自然科学者でした。
そこから、自然科学と哲学は別々の道を歩むようになります。
ニュートンの時代には、自然は数学ですべて記述できると考えられるようになります。完全に自然科学と哲学は交わるところが無いように見えました。
ところが、アインシュタインは相対性理論を完成させるのに、数学者の助けを借りたものの自らは哲学の勉強をしていたといいます。
はるか時代を経て、ニュートンの衣鉢を継いでケンブリッジのルーカス教授職(数学教授)を勤めるホーキングは、再び哲学に回帰したのです。
この著作は、哲学者たちに向けられた強烈な挑戦状にちがいありません。
この大発見をホーキングも歓迎してはいます。
しかし、アメリカの学者とヒッグス粒子が見つかるかどうかの賭けで、ホーキングは見つからない方に100ドル賭けてしまったと悔しがっています。
Android携帯からの投稿