今回の北朝鮮の弾道ミサイル実験は、日本にとって防衛のいい練習になりました。
それとともに、日本の防衛体勢がまるでダメという事実も暴露してしまいました。
発射から10分で到達するとされるミサイルの情報は、瞬時に国民へ知らされなければならないのに、40分以上経ってから、田中@昼行灯もしもし防衛大臣からの発表になりました。
聞けば、情報の万全を期するため、ダブルチェック体勢で臨んだからだそうです。
本当の核ミサイルなら、「30分前に国会議事堂周辺からキノコ雲が立ち上がったので核ミサイルに間違いありません。」というくらいの時間がかかっているわけです。
中国や北朝鮮にしてみれば、田中@昼行灯もしもし防衛大臣が、国会で鼻水のクスリ(コーヒー)を飲んでいる間にミサイルを発射すれば絶対安心です。
世界でこんな無能な国防相を持つ国が他にあるのでしょうか?
しかし、政治家ばかりは責められません。
P-3C(じつはPAC3)迎撃ミサイルを南西諸島に派遣したのは、自衛隊の基地を作るための地ならしではないかと地元が警戒しているというのです。
自衛隊が来ると、中国と摩擦を起こして中国と商売している人たちに迷惑だというのです。
それくらいなら、まだいい方で「自衛隊が来ると戦争になる。」という論調まであるのです。
警察が来ると、泥棒がやってくるから警察は要らない。
消防署ができると、火事が起こるから消防署は要らない。
と、いうに等しいことを平気で言う人たちが日本には存在するのです。
沖縄にアメリカ軍と自衛隊がいなくなったら、中国は沖縄を盗りにきます。
中国は、西太平洋を自国の庭にしたいと考えています。
そのためには、沖縄の位置が中国の進出を阻む蓋(ふた)のように見えます。
軍事的に沖縄は押さえていかなくてはなりません。
しかし、今は沖縄にアメリカ軍がいます。
自衛隊だけならともかく、アメリカ軍と自衛隊を相手に沖縄に手を出すような冒険を中国はしません。
沖縄の世論を誘導して沖縄からアメリカ軍を追い出そうと考えています。
幸い、アメリカ軍は再編計画で海外の基地を縮小しています。
イラク、アフガニスタン、それにヨーロッパも、韓国や沖縄もその例に漏れません。
普天間に隠れて話題にもなりませんが、徐々に返還されています。
県外からやってきて、基地反対運動をやっている人たちは喜んでいるでしょうが、土地を貸していた地主は慌てて、もっと借りていてくれと前原政務調査会長に頼み込んで延長してもらったりしています。
中国は少数の反米反基地運動の人たちを前面に立てて、反米反基地を騒ぎ立て沖縄の新聞とテレビは、ノイジーマイノリティをマジョリティのように扱います。
かくして、アメリカ軍が撤退し、自衛隊の基地配備を阻止した沖縄は、中国人民解放軍の無血入場を許すことになります。
沖縄が中国領になったら、日本人も国防について考えるようになるのでしょうか?
それとも、九州から北海道まで中国に差し出して、奴隷になっても戦争を避けるのでしょうか?
中国に武力併合されたチベットやウイグルの人たちは、武装警官にまるでゲームを楽しむように撃ち殺され、女性は強制的に妊娠中絶させられ、故郷から移住させられています。
民族浄化というんですけどね、中国人にとって漢民族以外は人間じゃないのです。
日本人もそんな目に遭うまで、平和ボケし続けるのでしょうか?