亀井静香が国民新党から三行半を突きつけられ追い出されて、

「自業自得」と石原慎太郎都知事に突き放された言い方をされています。
それでいて、その石原慎太郎都知事、平沼赳夫たちあがれ日本代表と新党立ち上げの会談を行ったという報道があります。
ひらのXX的日常-kamekame 亀亀離党、でも親子じゃありませんから~!


亀井静香という人は、ともかく人気がありません。
政策的には大衆迎合のポピュリズムでありながら、政党支持率0.1%(時事ドットコム3月)と政権与党とは思えない人気のなさは、この人のせいと断言できるでしょう。
わずか8人のミニ政党で、政策運営のキャスティングボードを握ろうとする厚かましさと尊大な態度が不人気の原因でしょう。


追い出された理由は、勝手に連立離脱を決めたことだけでなく、一人勝手に石原人気にあやかって抜け駆けしようとしたからです。


亀井静香が加わることにより、石原新党の人気は足を引っ張られ、国民新党は人気が回復するでしょう。


石原慎太郎都知事は、政治家としての亀井静香の手腕(駆け引きやタイミングの取り方など)を高く評価しています。
しかし、亀井静香が自らの不人気を石原慎太郎都知事の人気でカバーしようとしていること、そして、それが新党のイメージダウンになることも承知です。
それでも、溺れている亀井静香を救い上げる価値があるのでしょうか?
じつに分かりにくい。


そして、石原慎太郎都知事は、橋下徹大阪市長が大嫌いだと言われています。
政策も大きく異なります。
それでいて、都知事は大阪を訪れ市長と会談しエールの交換を行い都知事は「維新塾」の講師を引き受けたというではありませんか。


一体この先なにがどうなるのやら、さっぱりわかりませんねえ。
しかし、大阪維新の会が掲げる「維新八策」とやらは、大きな理想が語られているだけで、現実の政策になっていません。
2009年に民主党が掲げたマニフェストが、非常に細かい項目まで具体的に記載したのと正反対です。
ただ、共通しているのは、できそうもないポピュリズム的な内容であることです。
もう1つ共通しているのは、何かやってくれるんじゃないかという期待が異常に膨らんでいることです。


期待されるのは、民主党と違って根拠があります。
知事として、行政的な手腕を見せたことです。
それと橋下徹市長が、鳩菅ほどトンチンカンな厚顔無恥の人間でないことです。
しかし、あまり期待しすぎないことです。
国会議員となったら、知事ほど独裁を発揮できないのですから。