4月から食品の放射性物質の基準が変わりました。
一般食品が100ベクレル、牛乳は50ベクレルといったようになります。
牛乳について言えば、前の基準が200ベクレルです。
やはり子どもたちの健康に配慮して、高すぎる基準値を下げたのか、と納得してはいけません。
これは単なる放射能アレルギーの東北イジメに他なりません。
自分たちだけ『絶対安全』な基準にして東北の農産品を締め出すことが目的に違いありません。
『絶対安全』な基準は、『誰も責任を追求されない』基準なのです。
震災のガレキを東京都しか受け入れないのと同じ考え方です。


ちなみに、EUの基準は牛乳について1000ベクレルです。
元々、日本の基準はEUの5分の1だったのです。
それをさらに4分の1にして、EUの20分の1にする根拠はありません。
一般食品も今まで500ベクレルだったものを100にするということで、農家も検査機関も大混乱です。
こちらもEUは1250ベクレルです。
農家叩きですね。
今日まで出荷できていた作物が明日は出荷できないかもしれません。
昨日まで安全だったものが今日からは危険になるのか?
根拠もないのに。
日本で売れないなら、EU に輸出すればいいではないか!
と思うでしょ。
日本の暫定規制値っていうのは、チェルノブイリの事故が起きたのをいいことにヨーロッパの農産品が入ってこないように、非関税障壁を作るため、EUより必要以上に厳しい基準を作ったのです。
いわばチェルノブイリ事故を利用して、国内農業を保護しようとしました。


それでEUはどうしたかというと、日本からの輸入食品には日本の基準を適用することにしました。
EUに対する嫌がらせで厳しくした基準が、自分に返ってきました。
本来EU基準内に充分収まっている線量でも、日本とEUいずれも売れなくしてしまいました。
それだけじゃありません。
赤ちゃんにEUより5倍も厳しい基準のミルクを与えたお母さんは、今までの基準が本当は危険だったんじゃないかと不安になります。
我が子が将来ガンにでもなったら、なんと謝ればよいのかわからないと混乱していることでしょう。
悪いのは、お母さんあなたじゃありません。
いたずらに数字を根拠なくいじり回す奴らの責任なのです。


おかしいと思いませんか!
誰がこんなことを望んでいるのでしょうか。
農家の皆さんは、安全で美味しい作物を作って消費者に喜んで食べてもらいたいのに、こういう基準を作る無責任な奴らは許せません。


ちなみに、私は第二種兼業コメ農家は農家だとは思っていません。
奴らは日本の農業政策を誤らせる元凶です。
消費者のために作物を作ることより、マッカーサーから一反あたりタバコ12箱分の値段(タダ同然)で買い受けた土地=財産を守るために、年間80時間農業をやっているだけだからです。
こいつ等は、農業生産者じゃなくてゼニカネのために『農業をやっているフリ』をしているだけで、農地の集約化を阻む輩なのです。
こういう似非農家はいくら叩いても良いと思います。