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私は税の専門家じゃないけど、日本の税制は突っ込みどころが多すぎます。
5点だけ指摘したいと思います。
1.外形標準課税
2.加算税と調査の強化
3.耕作放棄地
4.タバコ
5.パチンコ税

1.外形標準課税
払えるのに払ってない奴から取るのが一番で、誰が払っていないでしょうか。
日本の法人税というのは、利益に課税されるものです。
リーマンショックで傷ついたメガバンクは5年間税金を払わなくてよいのです。
諸外国では、企業の規模によって社会から一定のサービスを受けているのだから、企業の規模に応じた負担をするのです。
それを外形標準課税といいます。
同時に利益に課税する法人税率は大幅に下げる必要があります。
つまり税金をはらっていない大企業には増税、儲かっている企業には減税になります。
税率を下げつつ税収を増やすのです。
このメリットは景気変動によって税収が変動するのを防ぎ、福祉関係の安定的な財源とすることができます。
また儲かっている企業は減税になり、内部留保を再投資に回して成長につなげることができます。

2.加算税と調査の強化
「トーゴーサン」と言われるように、所得税って所得の捕捉率が違います。
給与所得者は10割
自営業者は5割
農林水産業者3割
つまり、所得の捕捉率によって非常に不公平があります。
税務署の調査員の増員などで所得隠ししてる奴を捕まえて欲しいです。

それとともに、加算税を倍増させて罰則強化をお願いしたい。
過少申告加算税10%→20%
無申告加算税20%→40%
重加算税40%→100%
延滞税7.3%(日歩2銭)→14.6%
この中で、延滞税だけ変な税率ですが、延滞した期間につき1日あたり100円につき2銭の利息を取るという計算なのです。
ちなみに、地方税法では延滞税と呼ばずに延滞金といいます。

3.耕作放棄地
減反政策を廃止します。
コメを作らなければ金をもらえる制度なんかおかしいです。
何も作らなければ、農地としての優遇税制を止めるべきです。
宅地並み課税をすると、建物が建っていない分の軽減税率がないので普通の宅地以上の課税になります。
コメは生産過剰になって価格が下落しますから、他の作物に転作するかというとそうはなりません。
兼業農家は手がかからないコメだから兼業ができるんで、野菜とか果物農家では兼業できないんです。
そうなると、農業を辞めるしかありません。
しかし、農地を貸すということはできます。
零細な農地を集約化させる手段になります。
農地法を改正して誰でも農業生産法人を作れるようにすれば、日本の農業を産業として強くすることができます。

4.タバコ
日本は色々な物品に消費税以外余計な課税をしています。
かつては贅沢品だったものが、現在では庶民が持つようになって課税が軽減されるものもあります。
しかし、先進国と比較して唯一日本の課税の少ないのがタバコです。
ノルウェーなんか1箱1000円で、イギリスが800円ですが、所得水準を考えるとイギリスも1000円くらいなんです。
ただし、これは税収を上げるためではありません。
喫煙者を減らすためです。
禁煙教育やキャンペーンの効果と併せて喫煙率は20%くらいまでさがります。
でも、それ以上はスウェーデンやアメリカの例をみても下がらないようです。
となると、それ以上値上げする意味がありません。
それ以上値上げすると、闇タバコが流通するようになって変な闇の資金源になってしまうのです。

5.パチンコ税
私の良く知る人が二人、この業界にかかわっているので言い難いのですが、パチンコは問題ですよ。
民営のギャンブルですからね。中毒で苦しむ人も多い。
これは実際にはかなりの抵抗勢力がありましてね、政治的にも、警察利権的にも、外国勢力もからんで非常に難しいでしょう。
どのくらい難しいかというと、誰か消されちゃうくらいだと思います。