以前サッカー日本代表の李忠成とチョン・テセの二人の在日コリアンの国籍について書きました。
最近、日本に帰化する在日は減少しているんだそうです。
だんだん差別が少なくなって帰化するメリットが減っていることが理由だそうです。


大阪のテレビ局が製作した番組の中で、K-1選手の金泰泳が「日本国籍取得が却下された。」と言っていました。
同じスポーツ選手でもナショナルチームに入るような選手と、K-1みたいな国内の興行で行なっているようなスポーツでは差別があるんですねえ。
K-1じゃ国威発揚にはなりませんから。


最近驚いたのは、コメディアンの猫ひろしがカンボジア国籍を取得したことです。
カンボジアからマラソンでオリンピックに出るために帰化したというのでビックリです。
そんな例は世界じゃいくらでもある話ですけど、同じじゃないんです。
アメリカやカナダやイギリスの短距離選手ってジャマイカからの移民が多いんです。
大金払ってスカウトするんです。
アメリカはともかく、黒人がほとんどいないはずのヨーロッパでも黒い選手ばっかりですもんね。
そして彼らはオリンピックやワールドカップでメダルを取ることが要求されています。


でも、猫ひろしは選手としては一流ではありません。
日本では絶対オリンピックには出られません。
なにしろオリンピック出場の標準記録に達していないのです。
日本じゃ二流以下といえます。
カンボジアでは、陸上で誰も標準記録に達しなかったら一人出場できるんです。
そんな目的で帰化するなんてカンボジアに失礼じゃないかと思うんです。
しかし、他に陸上種目で一人でも標準記録に達したら出場できません。
コイツはそんなもののために日本国籍を捨てたのです。
また、日本国籍に戻ることはないでしょうがカンボジアで何をしようというのでしょう。
外国人となった猫ひろしですが日本人の奥さんがいるので、日本で永住権を取れるんです。
そういう保険みたいなものがあって帰化しているんですね。
そんなにカンボジアが好きなら奥さんもカンボジア人になるべきです。
サッカー日本代表のハーフナー・マイクは一家揃って日本に帰化しています。
オランダ生まれのお父さんもお母さんも一緒にです。
猫ひろしにはその覚悟はないでしょう。


しかし、それよりもっと驚いたのは朝鮮半島系中国人・日本国籍の張景子が日本に帰化した理由を聞いたときです。
日本のパスポートを持っていると、世界を旅するときビザなしで行ける国が多くて便利だからというのです。
つまり今でも日本人になったという意識は全くないのです。
日本人は世界で中国人より信用があるのです。
国としてじゃなくて、ウソをつかない約束を守る国民性が信用されています。

海外に住む中国人には「華僑」と「華人」というのがあって、中国籍のままなのが「華僑」で外国籍になったのが「華人」。
だから張景子自身は日本国籍の華人だというのです。
ええ~!こんな奴に日本国籍を与えるなんて危険極まりないじゃないですか。
スパイに日本国籍を与えているようなものです。
こんな奴に帰化を認めるなら、先のK-1選手の帰化を認めてやって欲しいと思うのでした。