昨日、気になった「AMERICAN IDIOTS」の記事の正式のタイトルは「経済的混乱からの救済」というものでした。


どうやら馬鹿者らというのは、オバマとその子分というか取り巻き連中のことでした。
馬鹿といっても「fool」の方が有名ですが、「idiot」の方が本格的な馬鹿って感じで「fool」が愚かなら「idiot」は白痴という意味もあるわけです。
いくらなんでも大統領に「idiot」というのはずいぶんな言い方です。
日本で言えば、首相に「白痴野郎!」というに等しいですからねえ。
筆者は40年もやってるというベテランのジャーナリストらしいんですけど、こんな体たらくは見たことがないと呆れています。


前のリーマンショックのときは純粋に経済の問題だったわけです。
ところが今回は政治の問題だというのです。
ティーパーティーの連中ですら考えやメッセージをちゃんと持っているのに、オバマが全く無策だと指摘します。
もうケチョンケチョンです。
例のアメリカ国債の格下げについてのことです。


アメリカという国は自国通貨を国際通貨として使うことができ、外国の貸し手にもそれで支払うことができる唯一の国であり、デフォルトの恐れを考えることなどできないと信じられていました。
しかし、今回の格下げはそれを考えることができるということを投資家に警告することになりました。
そうだったんだ!アメリカは自国通貨が国際通貨という特殊な国だったんですねえ。
そんなこと考えたことありませんでした。
だからAAAの格付けは磐石と思われていたのです。


さて、私の感想としては・・・・

今度の危機ってもうちっとヨーロッパの問題を扱うのかと思ったら、アメリカ国債の格下げの話だったので意外でした。
ユーロ圏の問題児ギリシャ、ポルトガル、アイルランド債がデフォルトするとヨーロッパの銀行は自己資本に対して甚大な損失を被ります。
ドイツは32.1%!、ベルギー27.7%、フランス13.6%なのに対し、アメリカの銀行は1.9%しか傷みません。
だからアメリカ人としては関心が薄いのかもしれません。
ちなみに日本は1.4%です(ギリシャ債に限ると0.1%)。
いま日本じゃ震災復興増税騒ぎで話題になっていないですけど、世界ではヨーロッパの危機はリーマン以上といわれています。
福島が落ち着いた頃には、世界はとんでもないことになっていると気がつくでしょうね。