ソニーからα55の上位機種α77が10月14日発売予定とアナウンスされました。
ひらのXX的日常-a771 商品の画像

ひらのXX的日常-a772 モックアップ発表時

有効画素2430万画素、秒12コマの連写と恐るべき性能です。
これにF2.8通しの16mm~50mmレンズキットで21万円(予想)ということです。

α55と同じように一眼レフではなく、固定の半透過ミラーとエレクトリックヴューファインダー(EVF)を備えています。
一眼レフではないので、プロのスポーツ撮影には少しつらいかもしれません。
シャッターの耐久性も15万回ということで、ハイアマチュアでも苦しいです。
しかし、ニコン、キヤノンの一眼レフのボディ1台の値段でα77のボディ(15万円くらい)を3台買えます。

ソニーらしく、画像処理で遊べる機能があったり、複数のを露出を変えて撮り重ねでダイナミックレンジを広げたり、パノラマ写真が作れるなど機能満載です。


ところで恒例の画素ピッチです。レンズの解像能128本要求するのはキツイですね。

機種 画素数(記録画素) 画素ピッチ  センサーサイズ  面積  必要解像能
α900 2460万画素(6048×4032) 5.94μm 35.9×24.0mm 862 84
1Ds3 2110万画素(5616×3744) 6.41μm 36.0×24.0mm 864 78
5Dmk2 2110万画素(5616×3744) 6.41μm 36.0×24.0mm 864 78
D3X 2450万画素(6048×4032) 5.94μm 35.9×24.0mm 862 84
D3s 1210万画素(4256×2832) 8.45μm 36.0×23.9mm 860 59
1Dmk4 1600万画素(4896×3264) 5.72μm 28.1×18.7mm 525 87
7D 1790万画素(5184×3456) 4.30μm 22.3×14.9mm 332 116
60D 1790万画素(5184×3456) 4.30μm 22.3×14.9mm 332 116
D300 1230万画素(4288×2848) 5.49μm 23.6×15.8mm 373 92
D7000 1610万画素(4928×3264) 4.79μm 23.6×15.6mm 368 104
α77 2400万画素(6000×4000) 3.92μm 23.5×15.6mm 367 128
α55 1610万画素(4928×3264) 4.79μm 23.6×15.6mm 368 104
G1 1210万画素(4000×3000) 4.33μm 17.3×13.0mm 225 115
GH2 1605万画素(4608×3456) 3.75μm 17.3×13.0mm 225 133
E-5、pen 1230万画素(4032×3024) 4.29μm 17.3×13.0mm 225 117
           
参考          
645D 3940万画素(7246×5440) 6.07μm 44.0×33.0mm 1452 82
1Dmk3 1010万画素(3888×2592) 7.22μm 28.1×18.7mm 525 69
E-3 1000万画素(3648×2736) 4.74μm 17.3×13.0mm 225 105
E-1 510万画素(2560×1920) 6.75μm 17.3×13.0mm 225 74
           
LumixLX3 1010万画素(3648×2736) 3.42μm 12.5×9.35mm 116 146
1/1.63型 :対角線が15.6mm       本/mm


この表は一つの目安です。
というのも記録画素で計算しているので、実際よりほんの少し甘めになっています。
APS-Cサイズのセンサーで24MPというのはレンズに相当厳しいはずです。
センサー性能を完全に活かすのに必要なレンズの性能が1mmあたり何本の線を解像できるか示しています。
ちなみに、F5.6の場合の理論値は266本です。

しかし、現実のレンズでは解像度のいい真ん中の部分で140~190本。
画面平均でいいレンズでも100本くらいです。
一眼レフのレンズは、開放値から2段くらい絞ったところが収差が減って解像度がよいからです。
F2.8の明るいズームレンズで2段絞りがF5.6になります。
単焦点F1.4のレンズならF2.8で2段絞りになるので、532本と倍になります。


以下の式がレンズの解像度の理論値です。
※1mmあたり解像本数=1000×(1000/1.22λF)
  λ=光の波長550nm F=レンズのf値