SF作家の小松左京氏がお亡くなりになりました。
ひらのXX的日常-SAKYO

スケールの大きな作品を多く書かれて、映画化もされましたね。
「日本沈没」などはパロディも作られ、「日本以外全部沈没」なんてもありました。


お話が面白くて、私は昔講演を聞いたことがあります。
学生のころで、大隈講堂にいらしたと記憶しています。
氏の学生時代の話だったと思います。
飲みに行って、何が原因かわからないけど喧嘩になったんだそうです。
氏がパンチを相手に放ったところ、相手はその腕を取り一本背負いで逆襲されたというのです。
後にその相手と仲良くなって、わかったことが
「ボクを一本背負いした奴がボクシングをやってましてね、ボクは柔道部だったんですわ。」
ここで会場はどっと沸いたのでした。
調べてみると小松氏は中学時代本当に柔道部だったそうで、高校~大学とやっていないうちに腕がにぶったのでしょう。


小松氏の小説では、恒星間航行をする人工知能の旅を描いた作品を読んだことがあります。
実際、他の恒星系を探査するには有人宇宙船は無理で人工知能に頼ることになるかもしれません。
そういう技術予言的な作品を書くところが、故アーサー・C・クラークに似ていました。


ご冥福をお祈りします。