鳩山前首相がアメリカのジャーナリストに「ルーピー(loopy:愚か者)」と評されたことがありました。
どういう意味かというと、英語の「ループ=輪っか」の多い奴ってことで「堂々巡りして先に進まないバカ」。
愚か者という英語は「fool」バカにされる人、愚者「ass」頑固なウスノロ、ロバ、ケツの穴「idiot」まぬけ、白痴という種類があります。
foolが普通にバカで、assは悪態、idiotは本当に知能レベルが低い。
そういう愚か者の種類にあってこの表現を選んだには理由があります。
アメリカのジャーナリストが同盟国のトップである首相に対して言う言葉じゃありません。
でも、言ったんですよ。
それくらい呆れるほどひどい政治家という意味です。
「日米関係を変える。」ことには成功しました。
すなわち、「信頼関係を破壊した。」という意味において。
たぶんルーピーと思われたのは「普天間基地移転問題」で、信頼されなくなったのは「核持込の秘密協定暴露」です。
普天間では、連立を組んだ社民党や国民新党の閣僚らがそれぞれ勝手なことを言い、鳩山本人も「国外、最低でも県外」と言っていたにもかかわらず、沖縄県に戻ってしまいました。
まさに「ループ」を描いて元に戻ったわけで、文字通りルーピーなわけです。
言葉の意味を知っていたらワシントンポスト紙のアル・カーメン記者に座布団一枚進呈したくなるところです。
しかしながら、アメリカは普天間問題じゃそんなに怒っていなかったのです。
日本国内で野党から追求される材料になっていただけで、オバマとしては日本の国内問題なんだから勝手にやっていてくれ、と思っていました。
しかし、外交防衛に無知な民主党政権は菅首相と変わっても「普天間」が問題だと菅違いして、オバマに普天間の進展状況を話したいと言っています。
これは、逆に見ればオバマがアメリカの健康保険制度の改革を説明したいと日本の首相に言うに等しく「聞きたくもない。」わけです。
アメリカから見れば菅首相も同じくらいルーピーなのです。
さらに言うならオバマもアメリカ国内では、外交防衛音痴です。
オバマのブレインは国内問題の専門家しかいないのは有名で、国会議員も一期の経験しかありません。
そんなオバマでさえ、日本の菅首相には国家を防衛する何の理念も構想もないことを知って呆れた顔をして見せました。
民主党の中にも稀にまともな長島議員みたいな人もいます。
ほんとに民主党には人材が少ないので、なんどでも昔の名前で出ています的なことになりますが、ここは谷垣さんに委ねるくらいの度量を見せて欲しいです。