ハーバードの歴史家Niall Fergusonは、500年間西側社会には、

近代化に関する6つのKiller Application(「極め手の道具」みたいな意味)の専売特許があるといいます。


それが移転されたのです。
最初にapplication (アプリケーション)をダウンロードしたのは日本でした。
競争原理、近代科学、法制度と私的財産権、近代医療、消費者社会と最後に労働価値観これらが西側近代化の秘密の源だというのです。


今週のTIMEは、「はい、アメリカは衰退しています。」「いいえ、アメリカはまだ№1です。」特集です。
このうち衰退の方の記事は、Fareed Zakariaさんという方が書いています。


「私はアメリカ人だけど、たまたま生まれたのではなく、選んだのだ。」私は移民です。と言えば素直なのに気取ったヤツと思ったら、アメリカの衰退ぶりに選択を誤ったかと後悔しているようです。 
その中に出てきた記述の中で面白かったのがこの記事です。
まあ、OECDの教育レベルデータとか経済指数とか平均寿命とか、陳腐な数字は見慣れたものです。
つまらない記事ですが、面白かったのがこれです。


日本は間違いなく西側型の近代化を果たしました。
でも、これが全部成長のために必要な要素ではないようです。
中国のような開発独裁という非民主的な近代化?が成功しているからです。
いや、成功しているのは金額ベースであって、国民が満足しているか????


やはり、民主主義は現在のところ最もマシな政治体制です。
500年の西側世界が証明しています。
力づくの独裁でも成長していますが、歴史の国がこれに学ばないのは傲慢です。