中国軍が初の航空母艦を建造しているということですが、潜水艦の方はすでに日本領海を庭のように思っているようです。
潜水したまま日本の領海を通り抜けた中国の潜水艦はなかなか高性能のようです。
たとえば北朝鮮の潜水艦は「潜水することもできる」艦船というべき代物です。
第一世代の潜水艦は、水中より海上を進む方が得意なんです。
せいぜい1日しか潜れません。
これじゃ軍事的に現代の作戦では使いモノになりません。
アメリカ軍の偵察機に丸見えです。
原子力潜水艦以外は大概ディーゼルエンジンと蓄電池で動きます。
だから水中ではバッテリーに頼るしかないので、あまり長くは潜れないんです。
一方原子力潜水艦は、大気中の酸素に頼るどころか
乗組員の呼吸する酸素さえ水を分解して作ってしまいます。
一回潜水したら、2ヶ月くらい潜ったままでいられるのです。
性能的にはもっと潜っていられるんですが、乗組員が精神的にもたないんだそうです。
そりゃそうでしょうねえ。
私が昔付き合っていた中国人のオネーチャンのお父さんは、潜水艦を設計する技師だって言ってました。
お母さんと日本に来たとき成田まで迎えに行ったんです。
お父さんとは英語で話ができました。
お母さんというのが美人なんで驚いちゃいました。お父さんはハンサムじゃないんですけどね。
お父さんは技師でかつ上海市の共産党の幹部だってことで、奥さん候補はよりどりみどりだったんでしょうね。
付き合っていたオネーチャンもレースクイーンできそうなコでした。
話が反れましたが、お父さんしょっちゅう日本に来ていたみたいで、かなり日本の技術も導入してるんじゃないですかね。
とくに民生用の技術を転用する形で。
今度日本領海で作戦行動したら、爆雷でもお見舞いしてやればいいんですが、間違って原子力潜水艦を撃沈したら厄介ですから困ったものです。
日本の潜水艦もなかなかのもので、スターリングエンジンという一種の外燃機関(内燃機関の逆)に酸素も搭載して、低速で2週間以上潜水行動ができるものがあります。
「そうりゅう」はケロシンというジェット燃料と酸素を搭載する非大気依存推進の潜水艦としては、
世界最大級のものです。
原子力潜水艦は常に放射能漏れの危険にさらされているわけで、乗組員は被爆量を常にチェックする必要があります。
病院の放射線科の医師や技師が名札みたいなモノを付けているんですが、あれと同じようなモノを原子力潜水艦の乗組員はしているんです。
そういう意味では2週間安全に潜っていられる日本の潜水艦も捨てたものではないと思います。