ソニーがエントリークラスのちょっと上のα550を10月22日発売します。
ライブビューが自慢のα380に上位機能を付加したモデルという感じです。
撮像素子はAPS-Cサイズ相当(23.4×15.6mm)のCMOSセンサー「Exmor」。有効画素数は約1,420万。
CCDからCMOSセンサーへの変更はあるもののα380とほぼ同画素数です。
このセンサー相当高感度に強いらしくISO12800までいけちゃいます!
従来のライブビューに加えてマニュアルフォーカスのライブビューが追加になりました。
これは三脚を立ててマクロ撮影で使えそうです。
モニターが3インチ92万画素と大型・高精細型になっています。
連写は秒5コマですが、高速モードで最初の1枚と同じフォーカスなら最大7コマ撮れます。
ただし、動いているものは最初の1枚しかピントが合いません。
オートフォーカスモジュールは従来と同じ中央クロスの9点、ということは真ん中以外はあまり当てにできません。
今回面白いのは「オートHDR(High Dynamic Range)」。
オーバーとアンダーの2コマを高速連写し、それらを重ね合わせることで、ダイナミックレンジを最大3EV拡大するものです。
私の持っている富士ファインピックスS5proは、高感度と低感度のセンサーを配置して広いダイナミックレンジを確保します。
ソニーの場合、2枚撮って重ねるわけでいくら高速で2枚撮っても手持ちではズレます。
そのズレを検知して位置を補正し重ねるというもので、富士の方式だと高感度センサーだけで解像度をだすのに比べて解像度で有利。
だけど、動いている被写体だと完全に画像が重ならないのでぶれているように見えるはずです。
これで実売価格9万5000円というのは安いと思います。
ただ、エントリーの上位的な位置づけなので、ハイアマチュアはα700シリーズの後継機待ちとなりそうです。
この機能が700シリーズにも搭載されるなら期待できそうですね。