今日は広尾の有栖川公園に行ってきました。
いやあ、やっぱりいいところですねえ、緑豊かな都会って。
田舎もんだから、こんな高級住宅地に来ることはあまりありません。
このあたりは、大使館が多いんです。
フランス、ドイツ、中国、ルーマニアなどがあります。
中国だけ警察官が警戒していました。
法輪功の人々が大使館前に横断幕を張って抗議しているんです。
中国では非合法化された気功集団ですが、反政府的な色彩を帯びたため、本国では弾圧されています。
中国が自国民を弾圧してるのに、日本の警察がそれを警備するのはいかがなものか?
公園には外人の子供が遊んでいて、歓声が響きわたっていますが日本語の歓声と違うのが面白いです。
この少女が座っている台の上には、軍服騎馬姿の人物像があります。
これが誰あろう有栖川宮親王その方です。
まるで見た目は軍人です。
明治初期に流行った有名な歌をご存じでしょうか。
「宮さん宮さん お馬の前にひらひらするのはなんじゃいな♪」
宮さんとは有栖川宮親王のことで、ひらひらしているのは「錦の御旗」です。
明治維新前夜、いまだ大きな勢力である徳川幕府軍に、薩摩長州連合が圧倒するための秘策だったわけです。
つまり、天皇家の名代である有栖川宮親王が出陣し、天皇家の御旗を掲げることで「官軍」のお墨付きを得たわけです。
一方、幕府軍は天皇家の敵(朝敵)「賊軍」に貶められたわけです。
そんな歴史を思い出しながら、この可愛らしいお嬢ちゃんの名前が「アリスちゃん」だったら面白いのにな・・・などと妄想を。
ルイス・キャロルが書いたワンダーランドのアリスは、もうちょっとお姉さんだったですけど。
現代のアリスなら、こんなピンクのクロックスの靴を履いているかもしれませんね。