証券会社の営業の方と話をしたとき、
「数学の『フラクタル』ってありますよね。」って、言ったら
急に慌てるように
「いやあ、私はそういうのは・・・・」と逃げるようにいうので
今度はこっちが慌てました。
だって、あんた毎日それ見て仕事してるでしょ!
この人よっぽど数学が嫌いだったんですねえ。「数学」と聞いただけで腰が引けてました。
「経済物理学でいう、為替変動や株価変動における大きな構造の細部に、また同様の変動が見られるというやつですよ。」と、ここまで言うと安心したようです。
株価が一万円近くまで戻しましたが、まだフラクタル的な要素で8500円くらいに下落する可能性があります。純粋に数学的確率的な話ですが。
もちろん逆に一万円をつける可能性もあります。いまは長期的に戻す場面なので、いつ買ってもよいのでしょうがそういう買い方もあるということです。
伝統的な株屋さんなら、いろんな業界用語で説明してくれるところです。
たぶん、言うことを聞かない嫌な客なんでしょうねえ私は。
フラクタルは自然界に広く見られる現象です。
たとえば、リアス式海岸の複雑な海岸線も大きな構造の部分部分に同じような小さな構造が見られます。
生物では植物の葉脈とか動物の血管などもそうです。
でも、これは「線分の中心上に一辺がその線分の長さ3分の1の正三角形を描く」という規則を繰り返しただけです。
京都だったら「だけどす。」
名古屋なら「だけだがや。」
人の欲得の思惑が描く線が、自然界の様々な構造と同じような「単純な規則の繰り返し」でできているのでしょうか?
不思議です。