調べてみると、韓国の現代自動車が2007年3月
「2009年までにホンダのハイブリッドカーを追い抜く。」と言っていました。
この時期、現代自動車の日本研究所では、ハイブリッドカー開発者の人材募集をしています。
ようするに半導体メーカーがやったように、日本のエンジニアをスカウトすれば簡単に日本に追いつけると踏んだのでしょう。
その2009年と言えば今年のことです。
その後の韓国のハイブリッドカーは、韓国の公用車に使われているようです。
しかし、燃費は日本の普通のガソリン車と比較しても見劣りしたり、価格が高すぎるという問題があったようです。
そのせいか、2007年8月頃には
「2011年までにハイブリッドカーを量産する。」に変わってしまいました。
半年も経っていないのに、この変わりようです。
なぜかというと、韓国のハイブリッドカーの基幹部品は輸入品であったためコストが下がらないというのが理由だそうです。
つまり、日本の技術で作っておいて日本を抜くのは無理。
基幹部品を韓国製にするのに、2年ではなくて4年はかかると見通しを変えたんです。
韓国の現代自動車に抜かれるはずだったホンダは、2月6日にハイブリッドカー「インサイト」を発売します。
そろそろCMをやっています。
「どんなに燃費がよくても、買える価格じゃないとね。」という趣旨のコピーです。
やはり、プリウスとは価格戦略で戦うつもりのようです。
日本車が価格競争を始めると、韓国勢はますます苦しくなります。
もっとも、双龍自動車は競争する前に破綻しちゃいましたが。