漢字テストとは、懐かしい響きですが、これを国会でやる不見識に呆れました。
国会の予算委員会で民主党となんとかとかいう名前すら覚えたくない議員が、漢字の読めない首相に詰め寄りました。
こんな難しい漢字をあなたが書けるのか読めるのか、前にこんな読み間違いをしてたじゃないか。
情けない・・・・、こんな質問してる場合じゃないだろ、こんなことを国会でやってるなど国辱ものです。
質問する方が自らの不見識ぶりを恥じるべきでしょう。
東大を出た官僚が書いた原稿を受験もなしに学習院を出た首相が読めないのは理解できますが、
踏襲 「ふしゅう」
頻繁 「はんざつ」
破綻 「はじょう」
順風満帆 「じゅんぷうまんぽ」
低迷 「ていまい」
詳細 「ようさい」
未曽有 「みぞうゆう」
実体経済 「じつぶつけいざい」
焦眉 「しゅうび」
物見遊山 「ものみゆうざん」
有無 「ゆうむ」
思惑 「しわく」
措置 「しょち」
前場 「まえば」
詰めて 「つめめて」
怪我 「かいが」
完遂 「かんつい」
これは酷い!
ただ、擁護する気はないが、思惑(おもわく)を「しわく」、完遂(かんすい)を「かんつい」と読む人は結構います。
また、実体経済と別に「実物経済」という経済用語は同義語ではないが似た意味で存在します。
それと取り違えた可能性もあります。もっとも他の読み間違いを見ると、そんな好意的には推察できませんけど。
それにしても普通の学力(どのあたりが普通かわからないけど)高校生でも半分は正しく読めるんじゃないでしょうか。
たぶん、このブログを読んでいる方なら全部正しく読めると思います。
怖いのは、こんな読み方をしているということは、官僚の書いた原稿の意味さえ理解していないのじゃないか?ということです。