いよいよ本日のアメリカ時間正午をもってオバマ大統領が誕生します。
日本時間では明日早朝2時頃にずれ込むようです。
まずは、グリーン・ニューディール政策を掲げて、景気対策に乗り出します。
ニューディール政策を打ち出したルーズベルト大統領は、われわれが教科書でも習うくらい有名な大統領です。
景気政策としてのニューディールも歴史に残っていますが、実際のところ効果のほどは明らかではないんです。
大恐慌に打つ術を持たなかったと後世から批判されるルーズベルトの前任フーバー大統領の、フーバーダム建設は大型公共事業で効果があったのは明らかでしょう。
結局、ケインズ主義に基づくニューディール政策が成功であったか否かは結論がでていません。
というのも、ルーズベルトはアメリカ大統領が2期8年を勤める慣行を破り3期12年途中で脳卒中に倒れます。
3期勤めたというのは、第二次世界大戦の非常時であるという特別の理由でした。
この戦争はヨーロッパが主戦場であり、アメリカの生産施設は損害を受けませんでした。
そのおかげでアメリカは戦争特需に恵まれ、不景気は一気に吹き飛んだわけです。
勝った側の論理でケインズ主義の成果のように喧伝されているものの、批判する人も多くいます。
したがって、いまだにニューディール政策の評価は分かれているのです。
一方、人種差別主義者であった
ルーズベルトは日系アメリカ市民を収容所に送り(独・伊系市民は対象外)、
日本には原爆を2度投下するという悪魔のような男でした。
ルーズベルトはアジアにヨーロッパ系市民を送り込み人種の改良をしようという考えを持っていました。
これはアーリア人(白人のこと)至上主義を採り、解剖学的にアーリア人の優位性を証明しようとしたヒトラーと同じような考え方です。
勝った側と負けた側でこれほど評価が分かれるものの、
私はヒトラーよりルーズベルトの方が非道だと思っています。
オバマ新大統領はルーズベルトほど非道な男ではないと信じています。
少なくとも日本人を目の仇にするとは思いませんが、軽視するとは思います。
その結果、日韓の反米感情が高まる何年間となるでしょう。
他には、イラクと北朝鮮にやさしいクリントン路線を取ることで、オバマ大統領
はゴロツキ国家になめられるのは間違いないでしょう。
かつてのカーターやクリントンの如く。
ヒラリー・クリントンが閣内にいるのが余計に不安を助長します。
そのゴロツキのうち北朝鮮は勝手にこける可能性もあります。
今回、将軍様の後継者が三男になったようです。
後見人国家中国は金正日が世襲したときも激怒したそうです。
共産主義国家で世襲とは何事か!ということです。
次は絶対に許さんと言ってるみたいですし、そもそも金正日がまだ生きているとも思えません。
いろいろ勝ってなことを書きましたが、アメリカ人が選んだアメリカ大統領なので文句を言ってもはじまりません。
期待が大きいのと同じくらい経験不足なのは不安です。
まずは、お手並み拝見するしかないでしょう。