日高さんの番組が好きなんです私。
この人、ベタな日本語なまりの英語でアメリカの要人と対談するのが好きなんです。
あれでちゃんと通じているんだからスゴイ。
今日の放送は原子力空母ジョージ・ワシントンの特集でした。
でも、今日のブログではちょっと前回の話を書きます。
この人、キッシンジャー博士と親密らしくて、よく対談形式でリポートしてくれます。
もう知らない人の方が多いと思うので、ちょっと説明。
キッシンジャーさんは、ニクソン政権およびフォード政権期の国家安全保障担当大統領補佐官、国務長官を務めた外交の達人と言われる人です。
ドイツ生まれのユダヤ人にして、ハーバード大学出の秀才。
この人の言うことは実に興味深いものがあります。
世界の動きというものを彼は記述し、予言します。
非常に興味ある予言もありますが、ここでは書きません。
さて、最近の放送内容をみると以下のとおりです。
オバマ大統領で景気は回復するのか~ドナヒュー全米商工会議所会長に聞く
第1部「オバマ大統領はどうやって景気を回復させるのか」・第2部「アメリカ議会は保護貿易に向かう」・第3部「オバマ大統領はドル安を望むのか」・第4部「オバマ大統領には指導力があるのか」・第5部「アメリカ国民はなぜオバマ大統領を選んだのか」
オバマ新大統領のもと、アメリカの景気はどうなるのか、はたしてオバマ次期大統領は、経済を立て直すことが出来るのか、アメリカ全米商工会議所のトム・ドナヒュー会長とアメリカの政治を知り尽くしている二人のジャーナリスト、保守系の雑誌として有名な「スタンダード」の編集長フレッド・バーンズ氏と、アメリカのテレビネットワーク、ブルンバーグ放送のワシントン総局長アル・ハント氏に聞く。
どうも、アメリカのキーパーソン達は、オバマ氏に大きな不安を感じているようです。
第一に、オバマ氏は経済に弱いのが明らかだということ。
第二に、過去に指導力を示したことが一度もなかったこと。
第三に、外交的にもソビエト連邦を強くしたカーター大統領に似ていること。
この時期に就任する大統領として、国民は最悪の選択をしてしまったわけですが、閣僚に経験者を選んで安心感をだそうとしています。
それじゃあ、選挙戦で言ってた「Change」はどうするのよ?
これも選挙戦中から指摘されていたことです。
彼は1度もリーダーシップを取った経験がありません。
そしておそらく最も確実なのは、最後の点です。
オバマ大統領は、弱い大統領になることが予想されています。
カーター大統領並みの弱すぎる大統領になり、ロシアを強くするというのです。
おそらく中国がこれに加わるということで、厄介な隣国を抱える日本にとって非常に心配です。
アメリカは、大統領が2期勤めるのが恒例となっています。8年後に元軍人だったマケイン氏が候補に出ることはないでしょう。あまりにも高齢になりすぎていますから。