サムスンがアメリカのサンディスクのTOB(公開株式買付け)を仕掛けるという記事が以前ありました。
友好的な株式買収が拒否されたからです。


サンディスクは私もデジタルカメラ用記憶メディアで世話になっています。
サンディスクの製品は書き込み読みだし回路が優れているため、他社より高性能で信頼性も高いので、世界中のプロに愛用されています。
すいません私ごときも使ってて。


フラッシュメモリーの基本特許を持つ東芝とサンディスクの独自技術という両者ですが、一時特許争いをしたこともあるものの現在は提携関係にあります。

そんな東芝が、サンディスクの生産設備を買収するというニュース。
いわゆる白馬の王子作戦焦土作戦でしょうか。


敵対的な買収者ではなく良好な関係の東芝に買収してもらう、東芝が白馬の王子でしょうか。

あるいはサムスンが自前で最新鋭工場を建設するより、最新鋭設備を持つサンディスクを買収した方が時間を買えると考えていたとしましょう。
その目当てのモノを東芝が買ったあと買収しても、買収の目的が達せられません。
これをいわゆる焦土作戦といいます。
山賊に襲われる前に食料など焼き捨てて逃げてしまう。
そうなると、山賊もくたびれ儲けはしたくありません。


まあ、どっちも買収者の意欲を失わせるのです。
さて、東芝としてもサムスンにサンディスクを買われては困るんです。
非常に困るんです、思いっきり困るんです。
今後の動きが興味をそそります。