自分が動いているかどうか?

風景を見ていればわかりますよね。

でも、風景を見ないで自分がどのように動いているか知る方法を考えた人がいます。


月面人類着陸のサターンロケットを作ったフォン・ブラウン博士です。

慣性誘導装置は、錘(おもり)に3次元の秤(はかり)を付けたものです。

加速度を時間で積分して移動距離を計算するものです。


ナチスドイツがイギリスを攻撃したV2ミサイルで実用化された技術でした。

大気圏突入で赤熱化した機体には「赤い悪魔」というあだ名がつきました。

ドイツの名門家に生まれたブラウン博士は、この悪魔の兵器を開発しました。

戦争後、アメリカはブラウン博士ほか研究者を&ソビエト連邦は研究施設を略奪しました。


スプートニクショック アメリカはソビエトに人工衛星の打ち上げで後塵を拝します。

宇宙開発に遅れをとったアメリカのケネディ大統領は1960年代に人類を月に送ると宣言。

1969年アメリカはニール・アームストロング船長らを月に送りました。


で、なぜこの話題にしたかというと・・・・カーナビです。

こんど買うんですよ、サーキットと宿に行くのに便利でしょ。

GPSが使えない場所では慣性誘導装置があるといいのですが、

ナビぐらいじゃそんな高級なシステムは使ってません。

宇宙ロケット、ミサイル、航空機など使われています。