従来、北のヒールと言えば将軍様と相場が決まっていました。
このごろは、北の湖理事長がヒール役をかって出ています。
北の湖理事長は、現役時代もヒールでした。
ふてぶてしい態度と憎たらしいほどの強さ。
今の朝青龍に通ずるものがありました。
その朝青龍の仮病問題やリンチ殺人、ロシア人力士の大麻問題と続けざまに問題発生。
しかも、大麻検査で陽性がでた力士の一人は北の湖部屋所属です。
この検査は簡易な検査キットを使ったもので、精度は完璧ではないがかなり信憑性は高いとされています。
しかしながら、まれに鎮痛剤により擬陽性反応がでることもあるということをマスコミはやたら強調するようになりました。きわめて不自然です。
そういう下地をつくって、精密検査をして確認することになりました。
不思議なのは、当のロシア人力士がインタビューで「モンゴル巡業の際に腰を痛め鎮痛剤を使っている。」と説明していることです。
なんでオマイが検査のことをそんなに詳しいんだよ。と思いません?
これを北の湖親方らの入れ知恵とすれば合点がいきます。
も一つ不思議なのは、精密検査をすると言ってから手続きの遅れで6日の発表が8日にズレましたという話。
これも、最初の検査結果は擬陽性でしたという結論を出すために検査機関に圧力をかけるのに2日かかったとすれば合点がいきます。
相撲協会は一般社会での常識が通用しない世界のようですが、やっぱりそれじゃいけないでしょう。
犯罪や人命にかかわるんですから、理事長を相撲会以外から選出するとか、理事長はお飾りにして実質権限を相撲会以外からの出身者による理事会に与える等の改革が必要です。
また、そうなった段階で別の心配もあります。
それは相撲協会が文部科学省の天下り団体に成り下がる心配です。
まあ、どっちにしても外国人力士の不始末の多さはなんとかならないものでしょうかねえ。