ギリシャ神話の女族アマゾネスは、女ばかりなのに非常に好戦的な種族で日々戦いに明け暮れていました(福島瑞穂や辻元みたいに)。
紀元1世紀ごろの記録によれば、黒海付近に住み黒海が「アマゾン海」と呼ばれていた時期であるためアマゾネスと呼ばれるようになりました。
現在の弓道をやる女性はご存じでしょうが、矢を射るときに左の胸がじゃまになります。
黒い胸当てを付けて矢を射るわけです。
アマゾネスは、じゃまな左乳房を切り取って矢を射りやすくしました。
このため「アマゾネスの片乳」とも呼ばれました。
かくも勇猛果敢な伝説の女族。
こりゃ、あくまで神話伝説の話です。


岡山県の済生会病院で乳ガン検診の検体を取り違えて、40代女性の健康な左乳房を切り取ってしまいました。
トンデモナイ話で、病院が謝罪というけどそんなもんじゃ収まりませんよねえ。
乳房再建術という、乳ガン後に行う美容形成手術を行うとともに、慰謝料はいかほどか。
年齢からして、お子さんにお乳をあげることはないでしょうが、女性の場合は精神的ショックが大きいでしょう。


生活上は支障がないですから、慰謝料の算出が難しいですね。
いろんな事故の傷害について保険会社が後遺障害等級別賠償金額表を作っているんです。
指一本にしても、どの指かで違うし、顔の怪我も男女で違います。

たとえば、男子の容貌に醜状を残す:第14級75万円ですが、

同じように女子の容貌に醜状を残す:第12級224万円と違います。
男には裁判所だけでなく保険会社も冷たいんです。

本件では、女子の外貌に著しい醜状を残すもの:第7級1051万円が相当かと思います。


それはともかく、今回みたいな人為ミスが交通事故と同様に判断されるのか?
不謹慎ながらも、司法の運用がどのようなものか興味のあるところです。