暑い!メチャメチャ暑い!
日本に来た欧米の人が驚く暑さだといいます。
ヨーロッパっておおむね北海道より北にあるわけで、暖流の関係で北海道より暖かくなっている地域以外は、かなり寒いのです。
ヨーロッパには冬と冬以外の季節しかないという人もいます。
そんな彼らは暑さと後進性を結びつけて考えたがる癖があるようで、日本の暑さはそういう意味でも驚きのようです。
そんなときは、冬の寒さも厳しいんですよ、と教えてやると納得するらしいです。
もちろん暑さと後進性は関係ないのでしょうが、
タバコと後進性は関係あるように思えるんですよねえ。
ビル・ゲイツ氏は発展途上国の禁煙運動のため、約130億円もの寄付を行ったそうです。
アメリカじゃタバコなんか吸うやつは、禁煙もできない根性なしくらいの評価がされ、法律でビル内で喫煙が禁止される州が多いようです。
日本もだんだんそういう状況になりつつあります。
それでも日本の喫煙率は欧米よりかなり高いです。
一方、中国など遅れた国はかなり喫煙率が高いです。
所得水準が向上したせいで、以前よりタバコが買いやすくなってしまったこともあるでしょう。
こういった後進国(発展途上国)の喫煙率の特徴は男女の喫煙率が大きく異なることです。
これが、全体の喫煙率が下がるとともに女性の喫煙率が微妙に上がっていき、最終的には男女とも20%くらいに落ち着きます。
世界一喫煙率の低いスウェーデンでは、女性の喫煙率の方がわずかに高い統計があります。
もっともこれは誤差の範囲かもしれません。
教育程度の高い人ほど喫煙率が下がります。
ポーランドで高学歴の人とそうでない人の平均余命が違う話は以前にも書いたところです。
その原因が、高学歴の人の喫煙率が低いことに行き着いたわけです。
ポーランド以外でも同様の調査をしたところ、同様の結果となりました。
ゲイツ氏の寄付が特に禁煙プログラムに充てられるのでなく、一般教育に使われるだけでも喫煙率の低下を促す効果があるでしょう。