帰りの時間帯に東京では、激しく雷が鳴っていました。
「カミナリ」とは当然「神鳴り」のことです。
光の方は「稲妻」「稲光」と言います。
元は「稲夫」だったのです。
昔は稲の結実が成る時期に雷光が多いことから、稲を実らせる夫(つま)でした。
それが現在の「つま」の音が「妻」なので、今の字になったそうです。
この雷に当たって死傷する人も結構多く、金属類を身につけていると危ないようです。
ところが、金属類を多く身につけていても、軽傷で済む人もいるようです。
これは、金属を辿って電流が体の外側を伝って地面に至ることがあるからです。
高い木のそばは、電流が人間に分流する恐れがあるので危険です。
ゴルフ場での事故も多いのですが、これは広く平らなところで人間が立っているのは危険ということです。
待避所が近くになければ、クラブを放り出して低い姿勢をとるといいみたいです。
また、釣り人も事故に会いやすいんです。
釣りも海や川の高さのないところにいきますからねえ。
最近のカーボン釣り竿は電気を通すうえに、先が高い位置にありますから。
雷の被害を防ぐために避雷設備があります。
避雷針は導線を伝ってアースまで電流を導きますが、鉄筋コンクリートの建物だと鉄筋・鉄骨を伝って地面に抜けます。
最近はレーザーを使って電流を導くことができます。
光自体は電気を通すわけではありません。
レーザーによって空気が電離して、電気を通しやすくなるので雷の落ちる場所を変えられるというわけです。
そんなわけで、今私が乗っている電車が遅れています。
信号機に落雷して壊れたんだそうですorz