ruby


これはワープロソフト「ワード」のフリガナ機能ができるアイコンです。
カーソルを置くと、なんと画像のように「ルビ」と表示されます。


フリガナじゃなくて「ルビ」なんですね。
フリガナを付けることをよく「ルビをふる」と言いますよね。
この「ルビ」というのは日本語じゃありません。
じつは「Ruby」のことです。


昔、イギリスの印刷屋さんは活字の大きさにそれぞれ愛称をつけていました。
それは宝石の名前を使っていたんです。
ダイアモンド、ルビー、サファイア、パールといったようにです。


その習慣が、印刷技術の導入とともに日本にも入ってきました。
戦前の日本で、

よくフリガナに使われたサイズが現在の5.5ポイント相当のルビー(ルビ)だったから、一般にフリガナを付けることを
「ルビをふる」と言うようになったんです。
ダイアモンドだと4.5ポイント相当で小さすぎるでしょうか?
もしかしたら「ダイヤをふる」という日本語になっていた可能性もあります。