今朝はちょっとした問題が発覚して、その相談で顧問弁護士事務所に急遽相談に行く手配を執りました。
もしかすると私が付き添いで行くことになりそうでした。
バカな話で、よく考えてみると損害というものが存在しないんです。
「私はプロとして、そんなことを弁護士に相談すること自体恥ずかしい。」と言っていたら、幸い別の営業のサポートに回ることになりました。


顧問弁護士事務所に行ったら、「イソ弁」さんではなく「ボス弁」が出てきたんだそうです。

ここで、ちょっと弁護士事務所のシステムについて紹介します。
弁護士さんは司法試験に合格し、司法修習を経て弁護士会に所属してはじめて仕事ができます。
新人の弁護士さんが仕事を受けるには、人脈作りが必要です。いきなり仕事は取れません。
そこで、最初は大きな法律事務所に入るのが普通です。
事務所に入ると言っても、企業に就職するのと違って、雇用関係ではありません。
事務所の仕事をして報酬をもらうものの、自分でも引き受ける事件を探します。
いわば「居候弁護士」してるようなものという意味で、「イソ弁」といいます。
そこの親分たる「ボス弁」は企業などの顧問をしたり、その訴訟代理人をしていますが、若い弁護士に指導したり仕事を回して育てたりもします。
やがてイソ弁さんたちは一人前になって巣立つか、事務所の後継者になることもあります。


この事務所の大先生(ボス弁)は、緻密な理論というよりは迫力で仕事をするタイプらしいです。
私の代わりに恥ずかしい相談に行った者は、大先生に「そんなもの大した問題じゃない!」と一括されて帰ってきました。
結論には賛成ですが、大先生も少しは理屈の説明してあげてもいいと思うのですがねえ・・・、あとで私がフォローしておきました。