10日も休んで今日から出社です。
今日はリハビリかなあ、とノンキなこと考えながら新聞をみていたら、養老孟司先生がなんか書いていました。
養老先生とは元東京大学医学部で解剖学の教鞭を取っていた方です。退官後は北里大学で05年まで教授を務められました。
教鞭を取る傍ら、解剖学や脳についてなどの他さまざまな評論活動をされています。


さて、本日の「田舎くらしの勧め」は、サラリーマンの発想が貧困だから、環境を変えてやって現代の参勤交代をやったらいいのとか書いてありました。
そりゃそうかもしれないけど、先生の言っていることが面白かったのは、ベストセラーになった「バカの壁」の前まででしょう。
「バカの壁」では、先生がそれまで言ってたこととの一部が書いてあるだけって感じでした。


まあ、結局のところ分かり合おうという意識がなければ、何を言っても通じないという話です。「バカの・・・」というセンセーショナルなタイトルで売れましたが、それまでの著作の方がずっと面白かったです。
先生の他の著作を読んだことがない方には悪くないかもしれません。
私も敢えて読むなとまでは言いません。
でも、先生自身の評論家としての旬もかなり前に終わったのかな。