UFO

アメリカ軍や日本の自衛隊も未確認飛行物体はたくさん発見しています。
それがじつは飛行物体ではなく、気象現象であったり、サーチラートの光だったりということもありました。
それでもまだ正体が分からないモノもあります。
それは北の開発したミサイルかもしれないし、ロシアの新鋭機かもしれません。
UFOとは、そんなものだと思っています。
以前はソビエト軍機の接近で自衛隊機のスクランブル発進が多かったそうですが、現在は人民軍機に対応するスクランブル発進が増えているといいます。
国防上明らかにしたくないこともあるでしょう。


でも、UFOというと他のすべての可能性を排除して宇宙人の乗り物になってしまうんです。
カール・セーガン博士は、宇宙人というか地球外の知的生命体(ETI)の存在を確信していました。そして、電波を使って地球以外のETIを探すプロジェクトを行いました。
そのセーガン博士は、まともにETIが地球を訪れた証拠といえるものは一つもないと言っています
だから、「SETI(Search for Extra Terrestrial Intelligence)計画」をやったんです。
ETIに会いたいとか存在して欲しいという気持ちは同じでも、アプローチが違うんです。
まともに膨大な国家予算を取って電波設備を調え「SETI計画」で証拠をさがす人と、自分で証拠を作ってしまう人と、政府が隠していると主張する人がいます。
ちなみに、全米で「宇宙人を見た」という人と「エルビス・プレスリーが生きているのを見た」という人の数では、プレスリー目撃者の方が多いそうです。


「SETI計画」も危険な計画だと思うんですけどねえ。
ガミラスやクリンゴンに地球の存在を知らせることになるんですから。
恒星間を飛び越えてくるほどのテクノロジーを持った奴らが、気のいい奴らばかりとは考えられないからです。
現在は、当然利害関係もないわけですが、これが敵対することにでもなれば、テクノロジーの差はスペイン軍とインディオの戦いどころの騒ぎじゃありません。
人類絶滅などあっという間です。


実際に人類絶滅作戦を行うのに、UFOもビーム兵器も必要ありません。
映画「インデペンスデー」のような作戦をやってたら人類絶滅まで、どんだけーかかるかわかったもんじゃありません。
恒星系を飛び越えるほどの奴らがそんなバカだとは思えません。


アーサー・C・クラークが考えた地球滅亡作戦は、太陽光遮断です。
小説「3001年」だったと思いますが、「2001年宇宙の旅」のモノリスが増殖して太陽光が地球を照らさないようにします。
これで地球はすぐに全球凍結します。芯まで凍るには時間がかかるでしょうが、大陸の内陸に住む人たちはすぐに氷漬けです。
赤道直下が凍り漬けになるには少し時間がかかるかもしれません。海が熱を蓄えているので数日余計にかかるでしょう。


もし、ずっと前から地球を知っていて、ここまで放置してくれるETIならウィル・スミスとトミー・リー・ジョーンズの知り合いなのでしょう。
案外あなたの隣で缶コーヒーを飲んでいるのは、宇宙人かも知れませんよ。

続く・・・・・