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画期的な笑える発明・発見に贈られる「イグ・ノーベル賞」を日本人の女性研究者が受賞しました。
バニラの香り成分「バニリン」を牛糞から抽出することに成功した功績によるものです。
なんとこの方法によるバニラエッセンスの製造コストは、バニラビーンズから製造するより安いそうです。
しかしながら当の本人は「食品には向かないかもしれない」とインタビューに答えていました(笑)

バニラじゃないですが、人間が生きていくのに欠かせないのが「塩」。
アフリカの内陸部に暮らす人たちは、動物の糞を拾い集めてそれを煮出して塩を得ています。
もちろん食用です(--;
われわれには気持ち悪くても、その地域の人にはそれが食文化だからしょうがないです。
動物も塩を得るのは大変で、肉食動物は獲物の血液中などから補給できますが、その草食動物はほとんど塩を取ることができないので慢性的に塩に飢えている状態です。

「死せる孔明、生ける仲達を走らす。」という故事が知られています。
死して3年我が死を公表してはならぬ、と遺言した史上最も有名な軍師:諸葛孔明。
「三国志」の中で、その孔明が攻めてきたと聞いて、あわてて逃げる敵将:司馬仲達の話ですが、実は仲達は有能な将軍で後に帝位を奪うことになります。
この間抜け武将ぶりは、皇帝に恐れられないよう本人がわざと無能さを演出したと言われています。

仲達の孫で晋の武帝:司馬炎は後宮(日本の江戸時代なら大奥)に美女一万人をかかえていました。
夜毎のお相手選びが面倒になった武帝は、羊に車を引かせて羊が立ちどまったところに泊まるという恐るべきモノグサな挙にでます。
それを見た美女たちは対策を練ります。
自分の戸口にパンダさんも羊さんも好きな笹の葉を差したり、塩水をまいたりしたんです。
羊が塩舐めたさに立ちどまるのを期待したわけですね。
現代の日本でも、店先に塩が盛ってあるところがあるでしょ
あれはお客さんがお店に立ち寄ってほしいなあ、というオマジナイなんです。
起源は三国志の時代まで遡るのでした。