私もこのお題でこんなに書き続けるとは思いませんでしたよ(‐^▽^‐)
前回(13)の続きですけど、ミトラ信仰はゾロアスター教に影響を受けた太陽神ミトラの一神教でした。
キリスト教が勝利しなければ、12月25日は元々であった「ミトラ神の復活祭」になっていたはずです。
太陽神は冬至に死んで、また復活を繰返すわけです。
キリストが生きていた時代には、キリストの誕生日なんか誰も関心が無かったわけで、ミトラ信仰を打ち破った記念日として12月25日を考えるのもいいかもしれません。
水の精ニンフは、元は自然信仰の水神だったのでしょう。
風の精ジルフェ、エルフィンなどは風神。
地の精グノーム、ギョームは、大地の神だったのでしょう。
だが、むしろ彼らは運がよかったというべきです。
悪魔デーモンはギリシャ語のダイモン=超自然的な存在つまり精霊を意味します。
最後まで敵対した神々はヘブライ語のサタン=敵対者となります。
太陽神バールもキリスト教世界では重要な悪魔です。
パズズやベルゼバブといい、東方の神々がキリスト教では悪魔となることが多いですねえ。
ちなみに、イタリア ランボルギーニ社製のスポーツカー「ディアブロ(悪魔)」はラテン語のディアボロス=中傷する者が語源です。
パズズなんかキリストの1000年以上前から信仰の対象だったわけです。
こういう異教の神々の偶像崇拝を悪魔と決め付けた原始キリスト教と、現在の偶像崇拝を禁ずるイスラムが二重写しに感じられます。
それにしてもバーミヤンの仏教遺跡を破壊したタリバンの独善には腹が立ちます。
しかし、かれらは無知をいいことに利用されているんですよねえ。
イスラムの聖職者とか言われる権力者に・・・・
じゃ、今のキリスト教原理主義が精神的にどのくらいイスラム原理主義よりましか?私にはわかりません。
私にとっては、イスラム教もキリスト教も悪魔崇拝と大差ないという認識しかありません。
だって悪魔も元は神々だったんですから。