昨日は書き忘れましたが、竹は「イネ科」の草です。
どんなにでっかくなっても樹木ではありません。
今、日本の森林で問題になっているのは、竹の害なんです。
昔の里山は人が入っては、手入れをしました。
椎(しい)や楢(なら)の枝を切って、燃料にしたり野生の栗や梅や色々な木々がありました。
しかし、今は人が入って手入れするということがありません。
竹も、筍を取るために日当たりの良くなるように間伐していると大人しくしています。
ところが、手入れされないで密集してくると、人間同様に郊外へ出ようとします。
その結果、地下茎を四方に伸ばして竹林が広がります。
成長の早い竹は他の植物に先んじて成長し、豊かな植生は失われます。
竹ばかりの山が方々で見られるようになりました。
竹は、昔から色々な使い道がありました。
でも、最近は中国製品のローコスト品に押されて国産の出る幕がありません。
そんなわけで、日本の竹は管理不能状態になっています。
竹は地面にシッカリ根を張っていると思われますが、非常に浅いところまでの範囲です。
樹木の根と違って表層の土と一緒に流れてしまう危険性があります。
竹は、そんなに安心してみていられないんです。
そこで、伐採しようとするとスゴイ費用がかかります。
伐採して捨てようとすると「産業廃棄物」で捨てるのに金がかかります。
では、資源にしようとすれば・・・
「原材料費0、人件費日本と比較すれば(誤差の範囲)」の中国製にかないません。
ほとんどコストは輸送費ですからねえ(-"-;A
そんなんになってしまった竹でも、なんとかする方法があるにはあります。
・・・・・・続く。