釈迦というのは、お釈迦様の名前じゃないんですよねえ。

お釈迦様は「釈尊」とか「釈迦牟尼」と称されますが、いずれも尊称です。

オウム真理教の「尊師」と同じようなもの。


「釈迦牟尼(しゃかむに)」とは、古代のインド語(サンスクリット語)で

「シャーキア族の聖人」という意味なんですう。

本当の名前は「ガウタマ・シッダールタ」といって、

「よく肥えた立派な牛さん」てな感じの意味。非常に言い難い~ヽ((◎д◎ ))ゝ

まあ、意味を知ってみると「なんだかなあ~?」ってな感じです

面倒だから釈迦で勘弁してもらいましょう。


釈迦は、誕生後すぐに七歩歩いて空を指差し「天上天下唯我独尊」と言ったという伝説があります。

宗教には奇跡譚(キリスト教で言えば、「キリストの復活」や、エキソダスでモーゼが海を分かち道を開く)がつき物。

仏教が宗教臭いのは、この「天上天下~」の伝説ぐらいです。

実際の釈迦は、哲学を学んだのだと思います。

そして、当時の哲学者の中でも特に優れた人物であったのでしょう。

それゆえ多くの弟子が集まり、中には長老的な人もいました。


彼らは釈迦を尊敬していました。

彼らの時代のインドでは、現代の如く数学・英語・コンピュータが学問じゃなかったんですねえ。

インド哲学が学問で、釈迦の価値観はそこにありました。

多くの弟子が、釈迦の説法をまとめたのが仏教の「経文」です。

おそらく、釈迦自身宗教を立ち上げたという自己認識はなかったのではないか!?


続きます・・・