NHK「映画音楽はすばらしい!Ⅱ』

BSプレミアムでの放送をご覧いただいた方、ありがとうございました!


(TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG歌唱時の衣装)


4Kでの先行放送は見れなかったので昨日の放送でOAを見たのですが、

改めて物凄く贅沢な環境で歌わせていただけたことと、

難曲にチャレンジする機会を与えてくださったことに心から感謝でした。




私は、


『アナと雪の女王』/LET IT GO

『ストリート・オブ・ファイヤー』/TONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNG


……の2曲を歌わせていただきました。







2曲とも物凄くエネルギーとカロリー消費が激しい曲。


歌のスキルは勿論ですが、この番組は全曲原曲歌唱なので、英語のスキルも問われます。

収録の数週間前から歌稽古が始まりました。



(歌稽古の際のNHK内スタジオ)


(オーケストラ合わせの様子)





LET IT GOの英語歌唱は今回が初。

既に何度も聴いて耳馴染みがある分習得は早かったのですが、

発音とスコアの特徴や曲の構成をきちんと理解すると本当に奥が深い曲なんだなと気付き、

歌う度に新たな発見がありました。


エルサの表情や動きを拾って歌に活かせるように意識した分、

歌はアニメに寄せつつ、全体はブロードウェイで何度も観たミュージカル版のような感覚で作りました。



(収録中のスタジオモニター)




問題はTONIGHT IS WHAT IT MEANS TO BE YOUNGで、

聴いている分には歌えそうな気がしますが、実際に歌うと本当に難しい!!

ハイトーンの連続と単語の羅列に慣れるまで相当苦戦しました。


ミュージカルファンの方はダンス・オブ・ヴァンパアのフィナーレの曲で馴染みがあると思うのですが、

コーラスの方がいるとはいえフィナーレで歌う全員曲のメロディを休みなくほぼひとりで歌うのと、

テレビサイズで原曲よりも息もつかせぬ展開になっているのでかなりの熱量が必要でした。



でも本番では"ゾーンに入る"ような感覚で、一度そこに突入すると何のストレスもなしにハイトーンが出て、

オクターブ下で歌うところを勢い余ってオクターブ上で歌ってしまい自分でもびっくり!

オーケストラと一体になれたと思った瞬間でした!




(収録中のスタジオモニター)



このコロナ禍で細心の注意を払いながら、スタジオでフルオーケストラで歌わせていただけるというのは本当に凄いことなんです。


NHKさんは『うたコン』でもそうですが、いつも素晴らしい環境のなか新たな可能性に挑戦させていただけて、とても感謝しています。




指揮者の藤野浩一さん、

東京フィルハーモニー交響楽団の皆さま、

英語歌唱指導の飯嶋ももこさん、

コーラスの宮本美季さん、高尾直樹さん、鈴木佐江子さん、有坂美香さん、


皆様に支えていただきながら音楽を楽しむことができました。

ありがとうございました!





映像と音楽と一体になり、

歌というピースで映画音楽に加わることができ、

何とも至福で耳福な時間でした。


ありがとうございました!