昨年のブログでまだ更新していないものがありました。

今更かな・・・とも思ったのですが、

触れておきたい話題もあったので書かせていただきます。




1216日に出演したNHK《ひるまえほっと》。

随分前のお話ですが、生放送をご覧いただきありがとうございました!


何故この回のゲストで出演させていただいたかというと、

私が声を担当させていただいたパラバドミントンを題材にしたアニメを皆さまに知っていただく為です。







NHKの“アニ×パラ”はアニメ×パラリンピックの企画で、

どんな競技があり、どんな選手がいるのか知っていただき、オリンピック・パラリンピックを盛り上げて行こう!というもの。


私が担当させていただいたのは、第8弾の≪パラバドミントン≫でした。





注目の競技なので、既にご存知の方も多いと思いますが、

このアニメのお話をいただき実際の試合や選手のインタビューなどの映像を見てより興味が湧きました。


車椅子での試合は圧倒されるプレイの数々で、

通常のバドミントンよりも更に迫力があると思う瞬間もたくさんあり、片時も目が離せません。




《ひるまえほっと》のゲストコーナーでは、

このアニ×パラについて、

作品や役作りのお話をたくさんさせていただきました!





私の演じた主人公の翼はある日事故に逢い、車椅子生活を余儀なくされます。


以前から打ち込んでいたバドミントンを諦めず、

車椅子で出場するパラバドミントンを始めますが、

慣れない車椅子に気持ちばかりが先走り、なかなか思うように動けません。


そんな時に支えてくれたのは、幼馴染の龍之介。

幼い頃は何をするにもいつも一緒で、今は彼が海外に行ってしまった為会えない日々が続きますが、

それでも友達以上、恋人未満の(例えが古いでしょうか笑)甘酸っぱい遠距離での交流が続いていました。


お互い気を遣わず言いたいことを言い合える距離感の二人ですが、

アフレコ時はだからこそ悩む台詞がいくつかありました。




二人の会話の中には、障害のことについて冗談で軽口を叩いたり、

障害を持つ方を傷つけてしまうのではないかと、こちらがハラハラするようなやり取りがちらほら…。


龍之介役の斉藤壮馬君と音響監督、監督とたくさん意見交換し、

原作の瀬尾公治先生の意図でもあったお互い理解し合って分かっているからこその会話の距離感

むしろこの二人だからできることを表現しようということになりました。






台詞に限らず、"言葉"の選択は時として本当に難しく、

似たような意味でもそのシチュエーションでどの言葉を選択するかによって、全く違う捉え方をされたり、したりします。



今回の場合はその逆で、同じ言葉なのに芝居によって全く違うニュアンスに変化させたりもできる訳です。


そこは我々プロの腕の見せどころですが、

今回は特に失礼のないよう、敬意を払って言葉を伝えることを大切にしました。





芝居に関してもアニメの二次元的な割合より、三次元に近いドラマよりの芝居をしてほしいとのオーダーがあった為、

声の芝居をデフォルメして絵とかけ算するというより、

リアリティで二次元を三次元に引き上げるような、そんなイメージでお芝居しました。





ゲストコーナーではアフレコ以外にも、実際のパラバドミントンについての紹介もあり、

初めて知ることや、惹きつけられるお話がたくさんありました。








また番組の冒頭では、クールジャパンアンバサダーの紹介もしていただきました!



昨年9月に任命していただいてから、今年はアンバサダーとして多くの活動を見ていただけると思っていましたが、

コロナの影響もあり、まだ表立った活動はできていません。


それでも昨年は海外イベントに向けて日本代表として、

11月にスペイン・バルセロナで開催されたIOEAのイベントに動画コメントを出させていただいたり、

withコロナの新しい生活様式を意識しながらも、水面下でコツコツとアンバサダーとしての取り組みをしています。





(↑IOEAのコメント収録時の写真)




今は次に皆さんとお会いできるまでの温存期間を上手く活かし、

日本の文化を伝えるアンバサダーのお仕事に前向きに取り組んでいます。





今年開催予定であった東京オリンピック・パラリンピック2020が延期になり、

落胆された方も安堵された方もいらっしゃると思いますが、

先日の東京都知事選、小池都知事再選によってより可能性が見えてきたオリンピック開催に向けての道を、

最後まで冷静に諦めず模索していくことが求められていると思います。




ちょうど来年の今日が開催日。




いざ来年無事に開催された暁には、この瞬間を待ち侘び、世界中から物凄い熱狂の波が生まれると思います。


1年間体調や精神面、技術の継続を続けなければならない選手の皆さまと、

日常を取り戻そうと毎日命懸けで務めてくださる医療従事者の皆さまに、

改めて心からのエールを送ります。



開催するにしても、しないにしても、最後までどの可能性も諦めない。

そんな熱意を持って取り組みたいですね!






まずは、自分がアニメのお仕事でオリンピック・パラリンピックに関わらせていただけたこと。


このタイミングでクールジャパンアンバサダーに任命され、少しでもお手伝いできることを感謝し、

日本の文化や芸術を諸外国に知っていただける絶好のこのタイミングで、

クールジャパンアンバサダーとしても、いち日本人としても思いやりと敬意を持って積極的に取り組みたいと思っております。







1年後までにパラバドミントンを始めとするたくさんの競技を予習していただく時間はたっぷりあります!


アニ×パラのシリーズも、なんと来年の開催時期まで公式ページで見放題です!

これは嬉しい!






こんな世界になってしまったからこそ、夢に向かって全力で。


一丸となって頑張りましょうね!







来年のオリンピック・パラリンピック、

後悔することのないように全力で‼️


一緒に盛り上げていきましょう‼️





(↑ひるまえほっと本番前の写真)