@Duke of York's Theatre
これぞ女子!…というネタが満載の、
合唱部に所属する6人の女の子たちのお話。
それは男子は決して見たくない女子の姿だったりして……。
つまりは、ティーンエイジャー女子の永遠の悩みが題材です。
まずこの作品を調べていた時、
チケットを購入する直前の画面にこう書かれていました。
どれだけ過激なのか期待してしまいますが、
その期待を全く裏切らないFワードの応酬(笑)。
ここまでやってしまうなんて、役者としては楽しいけれども、
その後の活動に支障はないのかしら…⁈(笑)と心配してしまうような芝居の数々!
でもそれが、青春にぶつけるパワーと、
何だか分からないあのくらいの歳特有のフラストレーションを抱えている様を見せつけられているようで、
その全力の姿に少し感動してしまうんです。
色々な意味で日本では絶対観られないだろうなと思う作品のひとつでした。
ステージ上にセットなどはなく小道具のみ。
場面転換がないのに役者の切り替えで見事に全く違う場面になる。
バンドも3ピースでとってもシンプル。
ステージシートがあることで、こっそり覗き見しているような、
家飲み感が増す感じもあります(笑)。
爆音で急にLIVEが始まったのかと思ったら、
直後に2人きりの繊細な芝居になったりして、
見ている方も彼女たちの日常に振り回されているように感じます。
各々が抱えている問題やトラウマが露呈した時、
等身大の彼女たちがふと垣間見える瞬間があって、ホッと安心するのです。
ガサツで下品なんだけど繊細でセンシティブ。
危ういバランスで成り立つ女子の内面を描き切っていました。
バンドも役者も全員女子。
体を張って繰り広げる休憩なしの2時間弱。
シンプルな分観客に託されてる部分も多く、
こちら側の理解度が問われるなと。
これがイギリスの色なんでしょうね。
訴えかけてくるものが”内から”のものが多い。
それに女子たちのスペックの高さが尋常じゃないです。
賛美歌からROCKへのシフトが凄い‼︎
(賛美歌歌い終わった瞬間にタバコ吸いだすのも物凄くサマになってる(笑)!)
酔っ払い方がおじさんみたいで、分かっちゃいけないけど(笑)アルアル〜となったり。
何でも歌えるし上手すぎるし、全員お芝居攻めまくってました‼︎
あとはとにかく英語のスピードに追いつくのに必死だったので、リスニングの勉強になります(笑)。
ついでにスラングの勉強も(笑)。
エネルギー全開で体当たりな女子の秘密を覗いてみたい人は是非‼︎