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今回のイギリス旅行は全て、”レディ・ベス”のため。

《ベスを巡る旅》をするために来ました。


そして初めてのWestendを体験するため。




その一箇所目となったのが、このWestminster Abbey。

道に迷って辿り着いただけですが(笑)。

偶然辿り着けたのが導かれたかのようで嬉しかったのです。




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ここはエリザベス1世を始めとする歴代の王が戴冠式を行ってきた場所であり、
またその墓所でもあります。


敷地内は写真は禁止なので、
公式サイトから自由にダウンロードできるものを使用しています。


他にも素敵な写真がたくさんありますので、
是非サイトを見てみてください。



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シェイクスピアの指しているのは、
かの有名な『The Tempest』の一節。


ほかにもディケンズや著名な作家たちの名前が刻まれた場所など、
思いがけぬ高鳴りがありました。




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やはりヨーロッパは全てにおいて歴史を感じます。

調べていくうちにどんどん派生していってしまうので、
区切りをつけるのが本当に難しいのですが…。



王、政治家、戦死者、哲学者、作家…。

一度は聞いたことがあるような人物の名前がそこらじゅうに書き連ねられていて、
手が届かないと思っていたヨーロッパの歴史を身近に感じることができます。




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そして、ベス関連に戻って……。



戴冠式の場。




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背面に描かれているのは、『最後の晩餐』。


嘘、偽りを捨て去ることを意味しています。



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ここで王冠を戴き、即位する。


その場面はレディ・ベスのクライマックスに出てきます。



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溢れんばかりの人々を想像し、

自分の周りに広がる風景、目線をしっかり刻み込みました。



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玉座も。

退館の直前に見ることができます。







そして、それらとは正反対の場所。

エリザベス1世の眠る墓所です。



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エリザベス1世と共に異母姉のメアリー1世も同じ墓に埋葬されており、

墓石にはラテン語で、

王冠と墓石を分かち合った姉妹。

メアリー。エリザベス。ここに眠る。

2人にただ一つの復活があらんことを」


と書かれています。




メアリーの名前や彫像は一切残っていない墓所。

美談に聞こえなくもないところに闇を感じてしまいますが……。


これが本心だとするならば、
宗教や政治が阻んだ2人の姉妹は死してようやくお互い分かり合えたのだと。


そしてエリザベス1世が宗教改革をしたように、
お互い争わず共に生きていける世界になったのだと。



そう信じたいです。