竹田和平さんが
1950年~1970年が春の時代
1971年~1990年が夏の時代
1991年~2010年が秋の時代
2011年~2030年が冬の時代
と言っていることに着想を得て、
私なりに、ビジネスの視点で解釈すると、
1950年~1970年、春の時代は『モノ作り』の時代。
産めや増やせや、作れば作るほどうまくいく時代。
1971年~1990年、夏の時代は、『セールス』の時代。
ガッツ、根性で売る、主張した者勝ち。バブル時代。
1991年~2010年、秋の時代は、『マーケティング』の時代。
売り込むのでなく、それを必要としている人を見つける時代。
2011年~2030年まで、冬の時代は、『前提そのもが変わる』、
『ビジネスモデルのそのものが変わる』時代。
既成のビジネスモデルが通用しなくなって、
新しく生まれ変わる時代。
2011年震災を初め、ここ数年、ホントにいろんな物事が、
今までと違って変化して、
過去の成功パターンが崩壊していってるのを感じます。
音楽は、レコード会社から家電屋に移行したり、
伝統的な会社が、業種そのものを変えたり、
・・・・・、
今までのビジネスが、根底から変わってきてる。
成熟期のビジネスもは、もちろん、成長期のビジネスも、
ビジネスモデルそのものの前提から再検討、再構築する20年。
『今までの当たり前』が、崩壊し、『新しい当たり前』が。
その中でも、私が、「これから変わっていくな」と
強く感じるのが、
競争し、誰かをやっつけて成功する、というパラダイムから、
できるだけ、たくさんの人を、深く助けた人のほうが、
成功する、というふうに、成功モデルの風潮が
変わってきているということ。
数万年前、地球の温度が急激に下がって、
人類が滅亡しそうになったとき、
一番最後に生き残った種族は、どんな種族だったか?
それは、
「他の人たちを助けた人たち」だった。
NHKスペシャルでも以前放映していましたが、
そんな研究結果も出ています。
いろんな意味で、今の時代、
不安定で、転換、変換の時期にさしかかっている。
まさにこの時期、
誰よりも、人を助けた人が、成功する時代。
そして、
「自分」という感覚から、「自分たち」という感覚へ
意識が移行している。
「自分」が自動車を買って、マイホームを買って、
お金持ちになって、いい思いをしたい。
そんな「自分」のためにがんばってきたのに対して、
「私たち」「グループ」という発想になってきた。
AKB、嵐、EXILEのようなグループが人気がでたり、
『シェア』することのよさが再注目されたり。
車でも、別荘でも、『シェア』する。
自分だけのものではなく、まわりの人にも、
喜んで使ってもらう。
写真だって、「自分が楽しむため」じゃなく、
「こんな感動した場面、あなたにもシェアしたい」
そんなシェアが増えてきている。
ふと、思い出すのは、
100年前、アルフレッド・アドラーが言ったことば。
1、「自分が好き」
2、「人が信頼できる」
3、「自分は役に立てる」
この3つがあるとき、人は幸せを感じる。
1、2の、「I am OK」「You are OK」は、
世間でもよく言われていることだが、
3の、「誰かの役に立ててると感じられている時のみ、
人は幸せを感じられる」
これを、100年前からアドラーは発想してる。
例えば、
「初めてのおつかい」という番組では、
どんな子どもでも、お父さん・お母さんのために、
一生懸命おつかいをしようとして頑張る。
もちろん、自分が認められたい、というのもあるが、
そこには、
「お父さん・お母さんの役に立ちたい!喜んでもらいたい」
その強い気持ちがあるから、頑張る。
これからは、「もっと人に喜んでもらいたい」を
発揮する時代。
強いリーダーが、何をすべきか明示して、
フォロワーがついていく時代から、
『みんなにとってハッピーなビジョン』をリーダーが提示、
そのリーダーと一緒に、ムーブメントに参加したい、
という人が増えていく、
さらには、『一人ひとり、みんなで、ビジョン』を描き、
みんなにとっての『共有ビジョン』を導き出し、
一人ひとり、自分の好き得意を最大化することで、
みんなで、その理想を現実にしていく、
それが、2011年から2030年の20年。
①『前提』、『ビジネスモデル』そのものが変わる
②「競争」から『協力』、そして『貢献』の時代、
③『自分のもの/所有』から、『私たち/シェア』へ
つまり、過去からの常識にとらわれず、
一人ひとりの自分軸を引き出し、しかも、
チームとして、『共有ゾーン』を、
個性の最大化で、実現していく20年。
だからこそ、もっともっとコーチが必要とされる、
コーチが活躍する、コーチが世の中を変える一役を担う20年。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
平本あきおコーチングLIVE 公式メールマガジン、配信中
Facebookやブログでは書けないスキルの詳細や特別インタビュー、先行予約情報など!

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・