天狗岳 その1

 

話が7月の3連休に戻ります。(いつも一か月遅れですみません。)

 

三連休中日に、北八ヶ岳の双子池・双子岳に行きましたが、天候に恵まれなかったので、翌日、三連休最終日に、そのリベンジに北八ヶ岳の別の峰、天狗岳を目指しました。

 

昨年秋、白駒池~高見石~中山~中山峠~にゅう~白駒池を巡ったときに、中山峠から天狗岳を見上げて、時間的・体力的に無理と判断して、翌年に持ち越した山です(↓)。

 

(中山峠付近から天狗岳を望む。余裕あれば天狗岳へ足を伸ばすオプションも考えていましたが、標高差を見てやーめた。)

 

地図で示すと:

 

天狗岳周辺ルートマップ

出典:PEAKS(天狗岳 登山ルート「渋ノ湯を始・終点にして東天狗岳と西天狗岳をめぐる1泊2日の山旅」 | PEAKS (funq.jp)

 

・黄色:白駒池~高見石~中山~中山峠~にゅう~白駒池(2022/10)

・紫色:稲子湯~しらびそ小屋(みどり池)~本沢温泉・往復(多分20年前)

・青色:稲子湯~しらびそ小屋(みどり池)~中山峠~東天狗~天狗の奥庭~黒百合   ヒュッテ~中山峠~しらびそ小屋(みどり池)~稲子湯(今回:天狗岳その1、2023/7)

・赤色:唐沢鉱泉~西尾根~西天狗~東天狗~根石岳~東天狗~中山峠~黒百合ヒュッテ~唐沢鉱泉(次回:天狗岳その2、2023/7)

 

今回は、20年ほど前に子供連れでハイキングがてら歩いた、「稲子湯~しらびそ小屋(みどり池)~本沢温泉・往復」ルート(地図の紫色のルート)が楽だった記憶があることと、下山後に稲子温泉に入るんだ!という本末転倒の理由で、稲子温泉から天狗岳を目指すルートにしました。(地図の青色ルート)

 

天狗岳:

天狗岳は北八ヶ岳に位置し、八ヶ岳連峰の入門の山として最適な山。東天狗岳(標高2,640m)と西天狗岳(標高2,646m)の東西二峰からなり、東天狗岳すぐ北にある岩峰が、「天狗の鼻」のように見えることからその名前が付いたと言われています。

出典:天狗岳|八ヶ岳登山の入門編!初級者向け日帰り&1泊2日のルートを写真で紹介 | YAMA HACK[ヤマハック]

 

 

通常、西の茅野側の唐沢鉱泉や渋温泉から入るのですが、標高も高くない入門の山だそうなので、連休中という事もあり、多少ルートが長くても、登山者の少ない東側からのアプローチで、最後に稲子温泉に入れればと選んだルートです。

 

 

 

昨日とは打って変わって、晴天の登山日和。

 

 

途中のみどり池から見る天狗岳は最高です。

 

 

 

 

 

ただ、今日は何故か体がだるい。20数年前は楽勝に感じたみどり池までで結構疲れを感じた上に、ここから中山峠までの登りでかなりへばってしまいました。

 

 

やっと中山峠

 

 

 

ここから、ごつごつとした大きな岩を乗り越えながらの急斜面。脚が上がらない!他の登山者はピョンピョン登って行っているのに…。

 

奥は、東天狗の手前の岩稜。天狗の鼻?

 

 

そして、天気が良いので景色は良いが、とにかく暑い!

 

後ろに、北八ヶ岳の中山とその向こうに蓼科山。八ヶ岳ブルー。

 

 

 

目指す天狗岳。左が東天狗、右が西天狗。

 

 

東側、断崖絶壁の下に、登ってきた稲子湯、みどり池、そして、稲子岩。

 

 

 

西側・右の方に、黒百合ヒュッテから天狗の奥庭を通てくるルートに沢山の登山者が見えます。あっちのルートは平たんで楽そうなのに…。(これは「隣の芝生」で、後で間違いと気づきます)。

 

 

 

遠くに、車山、美ヶ原、そして雲がかかった北アルプス・穂高連峰

 

 

 

途中で引き返そうかと何度も頭をかすめますが、とにかく東天狗まではたどり着こうと踏ん張りました。(当初予定は、東天狗から西天狗そして根石岳まで廻ろうと思っていました。)

 

 

 

天狗の鼻?がとやっと目前に

 

 

 

山頂がとうとう見えました!

 

 

 

 

東天狗山頂。標高2,640m。

 

 

 

諏訪湖と背後に乗鞍岳(雲の中)

 

 

 

北アルプス・穂高連峰(大キレットから右・槍ヶ岳は雲の中)

 

 

絶景ですね。

 

南側は、右下に根石岳とその左向こうに爆裂崖が見える硫黄岳、更に、右後方に八ヶ岳連峰の主峰・赤岳が頭だけ。

 

 

 

西天狗が目の前。標高は西の方が6m高く、2,646m。

 

 

西天狗までの、コースタイム片道20分、往復40分。しかし、今日の自分の体力では、この炎天下これ以上は無理と断念。下山開始。

 

 

 

少しでも楽をしたくて、登りに楽そうに見えた、天狗の奥庭コースに下山路を変更。

 

 

これが大きな間違いで、遠くからは平たんに見えたのに大きな岩がゴロゴロ(だから天狗の奥庭)で、アップダウンだらけ。行けども行けども炎天下岩を上ったり下りたり。暑い!

 

(疲れて、写真がぶれてます)

 

 

 

振り返ると、まだちょっとしか進んでない!

 

 

すり鉢池

 

途中年配のグループにも抜かれて、やっとの思いで黒百合ヒュッテへ。やれやれ。

 

 

時間があまり無いので、休憩もそこそこに中山峠から急斜面を降りてみどり池へ:

 

 

 

 

 

みどり池。ここまでくると人気もあり、後、小一時間で登山口なので、ほっと一息。

 

 

クリンソウとみどり池の向こうに東天狗

 

 

 

八王子から来たというソロの山ガールと話す余裕ができて、彼女によると三連休の最終日だったので、どこの登山口の駐車場も満車で、八ヶ岳をぐるーと茅野の方から東側に回って稲子湯でやっと駐車スペースがあったとの事。この後、帰りも中央道の渋滞が危惧されます。

 

 

そして、ゆっくり下山して、お楽しみの稲子湯へ:

 

 

 

 

 

今回到達できなかった西天狗を次の週再挑戦を誓います。今度はスタンダードに茅野側の唐沢鉱泉から。このルートは、子供連れや年配のグループを見かけたので楽なはず…。

 

 

 

 

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